優先スタイル・シート

優先スタイル・シート

[1] スタイル・シートのうち、優先と設定されているもの。 Preferred style sheet。

[2] WWW では HTML4 で最初に導入された概念です (多分)。現在では HTML 4 及び任意の XML 文書 (もちろん XHTML を含む。) 文書のレンダリングのためにその情報を指定することが可能です。 (HTML では link 要素型, XML では xml-stylesheet 処理指令を使用します。)

[3] 優先スタイル・シートと対になるのは、代替スタイル・シート(群)です。著者はある文書のレンダリングのために、複数のスタイル・シートを用意することが出来ます。 (基本的には、スタイル・シートの組とそのスタイルの適用媒体 (画面表示か印刷か音声出力か、など。) などは直交する概念です。)

[4] 閲覧者が特に指定をしていない場合には、代替スタイル・シート群のどれかではなく、優先スタイル・シートが適用されることが期待されます。なお、どのスタイル・シートを選択していようとも、永続スタイル・シートは常に適用され続けます。

[5] HTML 4 では、 rel 属性が stylesheetlink 要素で、 title 属性が指定されていれば、優先スタイル・シートとなります。 (title 属性の値が同じであれば、一組の優先スタイル・シート群となります。)

XML では、 xml-stylesheet 処理指令で、 alternate 擬似属性が no (既定値) であり、 title 擬似属性が指定されていれば、優先スタイル・シートです。 title 擬似属性の値が同じものがやはり一組として扱われます。 (名無しさん [sage])