#?SuikaWiki/0.9 * 単純連結 (XLink) [1] > [DFN[[RUBYB[単純連結] [simple link]]]]は、 一つの[[局所資源]]と一つの[[遠隔資源]]の二つの[[資源]]に関連付けられた、 前者から後者へ向かう[[弧]]を持つ[[連結]]である。 従って、単純連結は常に[[外向き]]である。 と定義されているように、 [[XLink]] において[DFN[単純連結]]は、 [[HTML]] 以来の基本的な連結の機能だけを取出したものです。 [[拡張連結]]とは異なり、常に「ここ」から遠隔資源への一対一関係を扱います。 当然、単純連結は拡張連結に書換えることができますが、 その逆は一般には不可能です。 拡張連結は豊富な機能性を提供していますが、 常にそのすべての機能が必要なわけではありません。 単純連結が提供する程度の機能でも十分な場面は決して少なくはありません。 (HTML が十年間使われ続けてきたのが何よりの証拠です。) 拡張連結に比べると単純連結は、分かりやすさでも実装のしやすさでも遥かに簡単です。 [2] 単純連結は、 [CODE(XML)[[[simple]]]] 型要素を使ってマークします。 [[#comment]] * 単純連結 (SGML) [3] > :単純連結 (処理定義) [simple link (process definition)]: [[応用]]によってすべて暗黙的に指定される[[結果要素型]]及び[[属性]]の[[連結]] (処理定義)。 その[[連結属性]]は、一つの集合だけが指定でき、[[原始文書型]]を基本としなければならない。 ([[JIS X 4151]]‐1992 3. (160)) [Q[原始文書型を基本としなければならない]]は[Q[基本文書型としなければ]]の誤訳のような気がします。 [4] 単純連結処理定義は、他の種類の[[連結処理定義]]同様、 [[連結型宣言]]を使って宣言します。 連結型宣言では[[単純連結指定]]を使います。 単純連結を使う時には、 [[SGML宣言]]で [CODE(SGML)[[[SIMPLE]] [[YES]]]] としておかなければなりません (JIS 11.1.1 参照)。 同時に[[活性状態]]になる単純連結処理の個数は、 SGML 宣言で [CODE(SGML)[YES]] の後に指定した数以下でなければなりません (JIS 11.1.1.1 参照)。 単純連結の[[原始文書型]]は常に基本文書型であり、 [[結果文書型]]は自動的に決定されます。 [5] 単純連結の[[連結型宣言部分集合]]は、 - [[連結属性集合]]1つだけでなければなりません。 - その中の[[属性定義並び宣言]]は1つだけでなければなりません。 - [[連結属性]]はすべて[[固定属性]]でなければなりません。 (JIS 11.1.4.3 参照。) [[#comment]] * メモ