[1] [DFN[[RUBYB[事象型] [Event type]]]]は、[[事象]]の種類です。 [[DOM 2]] と [[XML事象]]では、事象型は [[XML 1.0]] の [CODE(ABNF)[[[Name]]]] によって表されます。 [[DOM 3]] では、事象型は[[名前空間URI]] と[[局所名]]によって表され、 XML 事象の [CODE(XMLa)[[[event]]]] 属性に [CODE(char)[:]] が含まれているときは[[修飾名]]と解釈することを勧めています。 [2] DOM 2 および DOM 3 では、様々な事象が定義されています。 [3] XML 事象仕様書の例示中に出てくる事象型名一覧: - [CODE[[[activate]]]] - [CODE[[[alert]]]] - [CODE[[[click]]]] - [CODE[[[enterforward]]]] - [CODE[[[help]]]] - [CODE[[[hint]]]] - [CODE[[[nomatch]]]] - [CODE[[[overflow]]]] - [CODE[[[q-submit]]]] - [CODE[[[submit]]]] [5] [DASE] [CITE[DTV A S E L 1 (DASE-1) P 2: D A E ATSC Standard]] - [CODE(DOM)[[[org.atsc.keydown]]]] - [CODE(DOM)[[[org.atsc.keyup]]]] - [CODE(DOM)[[[org.atsc.resourcechanged]]]] - [CODE(DOM)[[[org.atsc.textinput]]]] [6] - [CODE(DOMe)@en[[[OAnimationStart]]]] - [CODE(DOMe)@en[[[OAnimationFinish]]]] - [CODE(DOMe)@en[[[OAnimationFrame]]]] - [CODE(DOMe)@en[[[OAnimationFrame]]]] ;; [CITE@en[Opera Widgets documentation: Animation library]] ([[名無しさん]] [sage] [WEAK[2006-02-08 02:53:25 +00:00]]) [[#comment]] * 名前空間 [4] DOM 水準 2 では事象名は一つの名前でしたが、 DOM 水準 3 では名前空間と局所名の組として再定義されています。 このため、 DOM 水準 3 では [Q[NS]] 系メソッドが追加されたとか、 互換性のための特別な措置が規定されています。 - DOM 水準 2 の事象は、名前空間 [CODE(DOM)[[[null]]]] とします。 - 名前空間 [CODE(DOM)[null]] の事象が発生した時には、 実行する[[事象聴取器]]の選択には、局所名のみを使います。 - 名前空間ありの事象が発生した時には、 事象聴取器の選択の際に、名前空間 [CODE(DOM)[null]] の事象聴取器は局所名だけを比較します。 - [CODE(DOMm)[[[removeEventListener]]]] は、 局所名だけで削除する事象聴取器を選んでも構いません。 名前空間付きの事象聴取器がすべて削除されてしまうか、 どれも削除されないかは実装依存です。 問題が起こらないように [CODE(DOMm)[[[removeEventListenerNS]]]] を使うべきです。 この措置により、多くの場合には名前空間の有無に関わらず意図した通りに動作するでしょうが、 名前空間を使うメソッドと使わないメソッドの混用は不要な混乱を招く虞がありますから、 好ましくありません。 常に名前空間付きのメソッドを使うのが好ましいでしょう。 [[#comment]] * メモ