制御文字 [[BACKSPACE]] (後退) や [[CR]] (復帰) を使用することで、2文字以上の[[図形文字]]を同じ[[文字位置]]に 重ねて表示することが出来ます。 ([[重ね打ち]]といいます。 [[タイプライタ]]に由来します。) たとえば "/" (SOLIDUS) と "=" (EQUALS SIGN) を組み合わせることで、 "≠" (NOT EQUALS SIGN) を表示出来ます。組み合わせられた合成文字は 一つの[[CCデータ要素]]として扱われます。 一般に合成文字を含むデータを情報交換する場合には、 あらかじめ送受信者間で合成文字の種類及び合成方法に関する 合意が必要です。[[開放型環境]]での情報交換を確実にするために、 合成文字は使用しないほうが良いとされています。 この合成方法はタイプライタの時代からのものです。 しかし、同じ[[図形記号]]の表現に BS や CR を自由自在に 組み合わせた無限の方法が存在し得るのですから、 表示以外の処理には向きません。実際この方法を使っているのは [[タイプライタ]]と[[端末]]装置くらいでしょう。 従ってこの合成方法は現在では推奨されず、 (例えば [[JISX0208]]:1997 は禁止しています。) 代わりに[[結合文字]]を使う方法が採られています。 [[合成図形文字]]は[[書式機能]]だけを使用して作る。 [[編集機能]]は、この目的に使用してはならない。 ([[JISX0211]]-1994 6.4.2)