[1] [DFN[結果木素片]] (result tree fragment; ) は、[[節集合]]と非常によく似たデータ型ですが、 微妙に異なります。この型は[[結果木]]の一部分を扱うのに使います。 [2] 結果木素片は、1つだけの[[根節]]を持つ節集合のようなものです。 [WEAK[この根節は [[DOM]] でいえば[[文書素片節]]に相当します。]] 但し、節集合特有の演算ができません。 使えるのは[[文字列]]に対して施せる演算と同じものだけです。 [WEAK[(但しそれぞれの演算では文字列と同様の扱いではなく、節集合と同様の扱いになります。)]] 重要な影響は、[[段階]]をつなぐ [CODE(XPath)[/]] や[[述語]]による濾過ができないことです。 したがって結果木素片には大して面白いことは出来ません。 [3] [[式]]が結果木素片を返すのは、 - 値が結果木素片である[[変数]] - 結果木素片を返す[[拡張関数]] - 結果木素片である[[システム特性]] だけです。 [4] [[結果木素片]]は[[XSLT 1.0]]の中でも特に評判が悪い機能で、各実装は独自の[[関数]]で[[結果木素片]]から[[節点集合]]への変換機能を提供しています。 [[XSLT 1.1]]や[[XSLT 2.0]]では[[結果木素片]]が廃止されて[[節点集合]]と統合されています。 ([[名無しさん]] [sage])