[1] その[[有効範囲]]が局所的である[[名前]]のことを、 [DFN[[RUBYB[局所名][local name]]]]といいます。 普通、[[名前空間]]のような大域的な名前を扱う仕組みが用意されている時に、 それとの対比で[Q[普通]]の名前を指すために用いる言葉です。 [[#comment]] * 局所名 (XML 名前空間) [2] [[修飾名]] ([[QName]]) の後半、すなわち、 QName から[[名前空間接頭辞]]と [CODE(XML)[:]] を (あれば) 取り除いたものが[DFN[局所名]]です。 [3] 局所名は、構文的には [CODE(ABNF)[[[NCName]]]] です。 (具体的に使える文字の種類は [[XML名前空間 1.0]] と [[XML名前空間 1.1]] で異なります。) [4] 名前空間接頭辞がない場合 ([[既定名前空間]]に属する場合) には、局所名はそのものが1つの[[名前]]と見なされることになりますから、 最初の3文字が大文字または小文字の [CODE(ABNF)["XML"]] であってはなりません。そのような名前は [[W3C]] が予約しています。 名前空間接頭辞がある場合でも、既定名前空間を使った場合に予約名となってしまう [CODE(ABNF)["XML"]] から始まるものは使わない方が良いとされています。 (詳しくは XML 名前空間の仕様書をご覧下さい。) [5] [[RDF]] などでは、 QName を[[展開]]して1つの [[URI参照]] (ないし [[IRI参照]]) として扱うことにしています。 そのような用途が想定される場合は、相互運用性の観点から、 [[ASCII]] に含まれない[[名前文字]]を局所名の一部に使用しない方が好ましいかもしれません。 [[#comment]] * メモ