[1] [[符号要素]] [[G0]]〜[[G3]] が[DFN[シフト状態]]にあるとは、 [[GL]] または [[GR]] に[[呼出]]されていることを言います。 [[8ビット符号]]では [[GL]] に[[呼出]]されていることを [DFN[GL シフト状態]]にある、 [[GR]] に[[呼出]]されていることを [DFN[GR シフト状態]]にあるといいます。 [SRC[[[JIS X 0202]]:1998 8.3.3, 9.3.3]] [2] [[GL]] シフト状態または [[GR]] シフト状態にあることができるのは、 [[G0]]〜[[G3]] のうちのそれぞれ1つだけです。 また、 [[G0]]〜[[G3]] のうちのいずれかを [[GL]] シフト状態かつ [[GR]] シフト状態とすることはできません。 [SRC[[[JIS X 0202]]:1998 8.3.3, 9.3.3]] [5] ちなみに、 >>2 のように一つの G を [[GL]] と [[GR]] の両方に[[呼出]]すことはできませんが、同じ[[図形文字集合]]を [[G1]]〜[[G3]] の2つに[[指示]]して、それぞれを[[呼出]]すことによって [[GL]] と [[GR]] の両方に[[呼出]]すことは可能です。 ただし、これは推奨されていません。 [SRC[[[JIS X 0202]]:1998 8.3.3]] また、[[図形文字の一意な符号化]]に関する規定が[[符号の版]]で定められていれば実際上意味がありません。 [3] シフト状態にある[[符号要素]]に[[指示]]されている[[図形文字集合]]の[[文字]]は[[符号化文字データ要素]]で[[表現]]できます。 [SRC[[[JIS X 0202]]:1998 8.3.3, 9.3.3]] [4] '''初期状態''': [[情報交換]]の開始時点では、[[固定シフト機能]]を使って [[GL]] と [[GR]] の初期シフト状態を確立しておくか、未定とするかのいずれかとします。 [SRC[[[JIS X 0202]]:1998 8.3.3, 9.3.3]] [6] 仕様書: - [[JIS X 0202]]:1998 --[CSECTION[8.3.3 シフト状態]] ([[8ビット符号]]) --[CSECTION[9.3.3 シフト状態]] ([[7ビット符号]])