[1] [DFN[システムスクリプト面]] ([[言語指定コード]] [CODE(char)[0xFE 0x21]]) は [[CJK]] の基本的な[[文字]]を集めたもので、 以前は[[とりあえず多国語面]]と呼ばれていました。 [2] '''符号位置の割当て''': - A ゾーン ([CODE(char)[0x2121]]〜[CODE(char)[0x7E7E]]) -- [[JIS X 0208]]‐1983 [SRC[BTRON3]] -- [[JIS X 0208]], [[JIS X 0213]]:2000 第3水準 - B ゾーン -- ([CODE(char)[0x8021]]〜[CODE(char)[0x8060]]) --- [[6点点字]] [SRC[BRV]] -- ([CODE(char)[0x8121]]〜[CODE(char)[0x8364]]) --- [[8点点字]] [SRC[BRV]] -- ([CODE(char)[0x8721]]〜[CODE(char)[0xA07E]]) --- [[JIS X 0213]]:2000 第4水準 -- ([CODE(char)[0xA121]]〜[CODE(char)[0xFD7E]]) --- [[JIS X 0212]]‐1990 1区〜93区 [SRC[BRV]] - C ゾーン -- ([CODE(char)[0x2180]]〜[CODE(char)[0x678F]]) --- [[GB 2312]]‐80 [SRC[BRV]] --- [[GB 18030]]‐2000 の [CODE(char)[0xA1A1]]〜[CODE(char)[0xFEFE]] [SRC[R4.100B]] - D ゾーン -- ([CODE(char)[0xB780]]〜[CODE(char)[0xFD8F]]) --- [[KS X 1001]] [SRC[BRV]] [3] はじめ、 A ゾーンの [[JIS X 0208]] だけが割当てられていました。 [[TRONコード]]の当初の計画ではこの面全体が[[日本語]]用の[[文字]]に当てる予定だったようです。 [4] [[超漢字]]以前の実装で、[Q[とりあえず多言語面]]として [[JIS X 0212]], [[GB 2312]], [[KS X 1001]], [[点字]]が追加されました。 よく[[補助漢字]]が使えることが[[広告]]で宣伝されていましたっけ。 唯一の実装で[[面]]の切換えが実装されていなかったので、 [Q[とりあえず]]だなんてごまかして直ぐに使えそうなものを詰め込んだようです。 [5] [[超漢字2]] で [[JIS X 0213]] が追加されました。 1面は A ゾーンの [[JIS X 0208]] の場所に追加されました。 2面は [[JIS X 0213]] の設計では [[JIS X 0212]] と[[区点位置]]が重ならないように配置されていたのですが、 >>4 での [[JIS X 0212]] の追加時になぜか [[ISO/IEC 2022]] でいう [[GR]] にあわせて配置したため、 94区 ([[JIS X 0212]] では空き。) に対応する領域が欠けていました。 そのため第2面は [[JIS X 0212]] とは別の領域に入れられています。 [6] >>5 の第2面の扱いが [Q[[[JIS X 0213]] には従っていない]]とどこか (公式な情報だったかも。) に書かれていましたが、 元々 [[TRONコード]]での[[符号化方法]]なんて [[JIS X 0213]] の範囲外のことである上に、 [[JIS X 0212]] と重ならないようになっているのもサービス(謎)のようなもので、 遠慮(?)するようなことでもありません。