* [CODE(char)[LATIN SMALL LETTER Q]] [4] [DFN[[CODE(char)[q]]]] ([CODE(char)[[[LATIN SMALL LETTER Q]]]]) は、[[ラテン文字]] [CODE(char)[[[Q]]]] の[[小文字]]です。 [[#comment]] * [CODE(HTMLe)[q]] 要素型 (HTML, XHTML 1) [11] [ABBR[[[HTML]]][ハイパーテキスト・マーク付け言語]] の [DFN[[CODE(HTMLe)[q]] [[要素型]]]]は、短い、 [[段落]]区切りが要らないくらいの[[引用]]を表します。ここで [Q[短い]]とは[Q[長い]]引用である [CODE(HTMLa)[[[blockquote]]]] 要素型との対比であり、 [[行内要素]]が[[内容]]であることを意味します。 [7] 仕様書: - [[HTML 4]] -- [12] :[[開始タグ]]:必須 :[[終了タグ]]:必須 :[[内容模型]]:[CODE(SGML)[(%[[inline]];)*]] :[[属性]]: ,[CODE(HTMLa)[[[cite]]]] ,[[URI参照]] ,(なし) ,出典 ,[HTML4] ,[CODE(HTMLa)[[[class]]]] , , ,[[級]] ,[HTML4] %[[coreattr]] ,[CODE(HTMLa)[[[dir]]]] , , ,[[書字方向]] ,[HTML4] %[[i18n]] ,[CODE(HTMLa)[[[id]]]] , , ,一意識別子 ,[HTML4] %coreattr ,[CODE(HTMLa)[[[lang]]]] , , ,[[自然言語]] ,[HTML4] %i18n ,[CODE(HTMLa)[[[xml]]:lang]] , , ,自然言語 ,[XHTML1] ,[CODE(HTMLa)[[[onclick]]]] , , , ,[HTML4] %[[events]] ,[CODE(HTMLa)[[[ondblclick]]]] , , , ,[HTML4] %events ,[CODE(HTMLa)[[[onkeydown]]]] , , , ,[HTML4] %events ,[CODE(HTMLa)[[[onkeypress]]]] , , , ,[HTML4] %events ,[CODE(HTMLa)[[[onkeyup]]]] , , , ,[HTML4] %events ,[CODE(HTMLa)[[[onmousedown]]]] , , , ,[HTML4] %events ,[CODE(HTMLa)[[[onmouseout]]]] , , , ,[HTML4] %events ,[CODE(HTMLa)[[[onmouseover]]]] , , , ,[HTML4] %events ,[CODE(HTMLa)[[[onmouseup]]]] , , , ,[HTML4] %events ,[CODE(HTMLa)[[[style]]]] , , ,スタイル情報 ,[HTML4] %coreattr ,[CODE(HTMLa)[[[title]]]] , , ,注釈的題 ,[HTML4] %coreattr [[#comment]] ** 応用 [[#comment]] *** レンダリング [14] によると: - [[視覚UA]] は区切りの[[引用符]]で内容を囲んでレンダリングしなければなりません (must)。 - [[著者]]は、 [CODE(HTMLe)[q]] 要素の最初と最後に引用符を挿入するべきではありません (should not)。 - UA は、言語依存の方法で引用符をレンダリングするべき (should)。 - UA は、多くの言語で採用されている、入れ子度によった適切な引用符を使うべき (should)。 [[#comment]] ** 様々な言語・用字系の引用符 [8] 実際のところは引用符は言語, 地域, 用字系, 文脈によって様々に変わりえます。 一つの目安として : ,言語・地域 ,用字系 ,最外側 ,== ,2番目 ,== ,[CODE(lang)[en]] ,[CODE(script)[Latn]] ,“ ,” ,‘ ,’ ,[CODE(lang)[de]] ,[CODE(script)[Latn]] ,",," ,” ,[CODE(lang)[fr]] ,[CODE(script)[Latn]] ,<< ,>> ,[CODE(lang)[ja]] ,[CODE(script)[Japn]] ,「 ,」 ,『 ,』 ,[CODE(lang)[ja]] ,[CODE(script)[Latn]] ,“ ,” ,‘ ,’ ,[CODE(lang)[ru]] ,キリル文字 ,<< ,>> , ,[CODE(lang)[ru]] ,キリル文字 ,“ ,” , - [15] 現実には更に著者や編集者の好み、分野の慣習なんかにも依存しますね。たとえば日本語の仮名漢字混じり文でも [CODE[“]]〜[CODE[”]] を使うことはよくある。それから、[[書字方向]]が [CODE(CSS)[[[lr-tb]]]] 以外のときにはまた様相が変わってきたりもしますね。 [16] ドイツ語では字の文の言語ではなく引用文の言語で引用符を決定するとか小耳に挟みました。 ([[名無しさん]]) [[#comment]] ** 実装について [5] [[WebExplorer]] では [CODE(HTMLe)[q]] 要素型は [CODE(HTMLe)[[[blockquote]]]] 要素型の別名で、[[既定スタイル]]が [CODE(CSS)[display: block]] です。 [[#comment]] *** Mozilla (Gecko) で [3] [[Mozilla]] 1.3b の既定スタイルは [CODE(HTMLe)[q]] 要素の両側が常に [SAMP(char)["]] になって寂しいので、文脈によって適切な引用符を使うようにしようと思ってみました。 重要なポイントは、引用符は一般に、引用の周り (地の文) の言語及びスクリプト (用字系) で決定されるということです。 例えばラテン語の英語で仮名漢字混じりの日本語文を引用するときは、 [PRE[ For example, “こんな風になります.” ]PRE] 逆の場合は、 [PRE[ 例えば「like this example,」となります。 (“comma style quotation mark”を使うこともありますが、 話がややこしくなるので黙ってましょう。) ]PRE] しかし、同じ英語と日本語の組み合わせでも、 [PRE[ ふぉあ えくざんぷる、「こんな風になります」。 Tatoe ba “like this example,” to narimasu. ]PRE] のようになります。 ところが、 [[CSS2]] では言語の[[選択子]]はありますが、用字系で処理を振り分ける手段がありません。 しかも、 Mozilla は現時点では [CODE(CSS)[:[[lang]]]] 擬似級にすら対応していません。 その上、 [CODE(CSS)[[[quotes]]]] 属性には1組しか値を指定できないようです。 (それ以上指定しても無視される。) そういう現状を踏まえて、とりあえずのスタイル指定: [PRE[ @namespace xml 'http://www.w3.org/XML/1998/namespace'; q, q q q, [lang=en] q, [lang=en] q q q { quotes: "“" "”" "‘" "’"; } q q, q q q q, [lang=en] q q, [lang=en] q q q q { quotes: "‘" "’"; } [xml|lang=ja] q, [xml|lang=ja] q q q, [lang=ja] q, [lang=ja] q q q { quotes: "「" "」" "『" "』"; } [xml|lang=ja] q q, [xml|lang=ja] q q q q, [lang=ja] q q, [lang=ja] q q q q { quotes: "『" "』"; } ]PRE] テスト用 HTML 片: [PRE[ QuotedQuoted QuotedQuoted text texttext text 引用文引用引用引用文字列文字列文字列字列 QuotedQuoted Quoted引用引用引用QuotedQuoted text text文字列文字列文字列texttext text ]PRE] 問題点: - 文書で言語指定が無かった場合は、とりあえず英語と同じにしてあります。 - 深い入れ子の引用では正しく動作しません。4つ目の引用まで対応しています。 (実際には十分以上でしょう。) - 日本語の引用文の中に英語の引用文があって、更に引用部がある場合に、正しく引用符がつきません (3つ目のテスト片)。選択子の詳細度の関係でしょう。うまい選択子を与えれば解決できそうですが、複雑になりそう。 - 上述の通り、言語情報のみに頼っていて、スクリプトに応じた引用符を選択できません。 (日本語では問題になるのはローマ字書きくらいでしょう。) [[#comment]] ** 例 [13] [SRC[HTML 4]] [PRE[ John said, I saw Lucy at lunch, she told me Mary wants you to get some ice cream on your way home. I think I will get some at Ben and Jerry's, on Gloucester Road. ]PRE] レンダリング例: [PRE[ John said, "I saw Lucy at lunch, she told me 'Mary wants you to get some ice cream on your way home.' I think I will get some at Ben and Jerry's, on Gloucester Road." ]PRE] HTML 4 は、どちらの引用も米語だから、と言っていますが、 実際には引用言語だけではなく、引用のまわりの言語もはっきりしないと (むしろそっちがないと) 引用符は決定できないはずです。 [22] >

In Australia, personal information is information about an individual who can be identified, or whose identity could be reasonably ascertained. In Canada personal information means information about an identifiable individual. In the United States, different sectors have different standards for identifiability of data. Similarly, in many other policy documents, terms such as personally identifiable information (PII) are often not defined or the cause for heated debate.

出典: [CITE[The Platform for Privacy Preferences 1.1 (P3P1.1) Specification]] [[#comment]] ** 参考文献 - [6] ''Q要素:インライン引用文のマークアップについて'' : 2001年のスレで、現在の事情からするとちょっと時代遅れの感がありますが。 (但し引用符補完 WinIE がまだ release されていないのは変わっていませんね。) [21] ''Correct usage of the q element from Nicolas Roeser on 2004-02-07 (www-html@w3.org from February 2004)'' [CODE(HTMLe)[q]] や [CODE(HTMLe)[[[blockquote]]]] や [CODE(XHTMLe)[[[quote]]]] についてのあらゆる話題が芋蔓式に詰まった [[www-html]] のスレ。 ([[名無しさん]]) [[#comment]] ** メモ [17] (この文のように)「いわゆる」を表すときに括弧を使うことがありますが、[Q[いわゆる]]は[Q[所''謂'']] (or [Q[so‐''called'']]) と言うくらいですから、誰かが言ったとみなして [CODE(HTMLe)[q]] を使うのはありでしょうかねぇ。拡大解釈だとか批判されてしまいそうですが。 ([[名無しさん]] [WEAK[2004-03-16 03:15:26 +00:00]]) [18] とりあえず日本語に限定して考えますと、 括弧 (一重または二重) を使うのは、主として - (狭義の)引用 - 挿入 - 「いわゆる」 - 強調 - 書名 - 片仮名の固有名詞 (戦前の片仮名書き文での用法) です。後の三つは明らかに引用とは距離があります。 引用と挿入は構造的には区別できないかもしれません。「いわゆる」は大抵一、二語程度なのが特徴といえましょうか。 で、どこまでを広義の「引用」としてみとめるか、すなわち [CODE(HTMLe)[q]] 要素の守備範囲と考えるかという話になるわけですが・・・。[WEAK[(そもそもこの文の「『引用』」というのは「『いわゆる』」に分類されるのか、それとも別のものなのか。別のものだとして、マークし分ける必要があるものなのか。)]] しかし、こういう議論は色々なところで既に何ループもしているわけでして、結論なんて出ないのかもしれません。 ([[名無しさん]]) [19] ところでレンダリングの観点からすると、それがどんな性質のものであれ、どれか一種類括弧をマークに置き換えるなら、その周辺は全部マークにするべきです。 どういうことかというと、「Name_Not_Found さんは『たとえば「『いわゆる「いわゆる」と「so‐called」について』 (名無しさん著) への疑問」という論文があるとします。』と言っていますが、その論文はどこで入手できますか。」というのをマークするときに、たとえば「引用は [CODE(HTMLe)[q]] でマークするけど、『いわゆる』はマークしないで地の文に括弧を含める」という規準を設けたとすると、特定のスタイルに依存した地の文にするか、括弧の入れ子の深さと括弧の種類が一致しないことになってしまいます。 レンダリングするときに地の文の括弧も適当に置き換えればいいという考えもあるかもしれませんが、そんな面倒なことは誰がするのでしょう。 [[SGML]] なら「それはタグではないがマークだ。」というのもありですが、 XML ではそういうのは無しでしょう。 ([[名無しさん]]) [20] 「『ファイル』→『名前をつけて保存』」の括弧は挿入なのだかなんなのだか。 ([[名無しさん]]) [[#comment]] * 品質値 - [2] [[HTTP]] などの[[内容折衝]]で [CODE(HTTP)[[[Accept]]]] などに使われる引数。 See [CODE(WikiPage)[[[qvalue]]]], [CODE(WikiPage)[[[品質値]]]]。 [[#comment]] * 長さの絶対量の単位 [9] [[組版]]の世界で使われている[[長さ]]の単位です。 [CODE[級]]とか [CODE[Q]] とか言ったりします。 [[#comment]] ** JIS X 4052 組版指定交換形式において [1] > [[級]], [[Q]] (1q = 0.25[[mm]]) [INS[([[JISX4052]]:2000 5.3.2. b)5))]] [[#comment]] * メモ