で、
段落のレンダリングについて言及しています。
(特に [CODE(HTMLe)[p]] 要素に限定したものではなく、
一般に文内容についての考察でしょう。)
概略:
- 次に述べるのは、現在の幾つかの[[視覚UA]] の動作についてである。
- [[スタイルシート]]を使えば、段落の[[書式付け]]をよりよく制御できる。
- 段落は通常 ([CODE(XSL)[[[lr]]]] では) 左を揃え、右はぎざぎざにレンダリングされる。
- 段落は伝統的に前後に空白(行)を置いてレンダリングされる。
-- これとは異なり、小説なんかだと段落間は特に空けずに、
段落の最初の行を[[字下げ]]する。
- 1993年の [[NCSAMosaic]] 以来の慣習で、普通は両[[余白]]を揃えない。
ちゃんとした[[ハイフン付け]]をしないとこれをするのは難しいのだ。
- スタイルシートとか、部分画素 (subpixel) 配置によって[[アンチエイリアス]]したフォントとか、以前よりも[[著者]]の選択しは豊かになっている。
- スタイルシートで文字の大きさ、フォントの様式、余白、段落前後の間隔、最初の行の字下げ、端揃えその他の詳細な制御ができる。
-- UA の[[既定スタイル]]は前述のようになっている。
-- やろうと思えば段落境界が分からないような感じにもできるが、
混乱の元であるからにして非推奨 (discourage)。
- 視覚 UA は余白に合わせて文を折り返す。
-- 折り返しの算法は[[用字系]]に依存する。
-- [[西洋用字系]]では、文は[[空白]]をもってのみ折り返すべき (should)。
--- 初期の UA は誤って何かの要素の[[開始タグ]]直後や[[終了タグ]]直前でも折り返していたから、終了タグの直後に[[読点]]があるような場合に変ちくりんなことになっていた。
[[#comment]]
** 実装について
- [1] [[mosaic]] や [[NN]] では、[CODE(HTML)[]] [[タグ]]を連続させても1つ分の空行しかできませんでした。
- [2] >>1 は現代的に言えば、[[既定スタイル]]に [CODE(CSS)[p + p {[[margin-left]]: 0}]] とかいろいろ書いてあったとでも思えばいいでしょう。
- [3] >>1-2 は別に HTML の規定ではなく、同時代のほかの [[WWWブラウザ]], たとえば [[Arena]] は [CODE(HTML)[
]] の数だけ空行を作りました。
[[#comment]]
* メモ