* autocomplete 属性 (HTML form 要素, input 要素) [1] [CODE(HTMLe)[[[form]]]] 要素及び [CODE(HTMLe)[[[input]]]] 要素の [CODE(HTMLa)[autocomplete]] 属性は、 [[WinIE]] 5+ の独自拡張で、[[自動補完]]を有効にするか否かを指定します。 - [CODE(ABNF)[[DFN[autocomplete]] := "ON" / "OFF"]] [3] [[WinIE6]] で試してみましたが、値の大文字・小文字は区別しませんでした。既定値は [CODE(HTML)[on]] です。 設定で自動補完しないことになっている場合には、 この属性の値が上書きすることはありません。 [CODE(HTML)[form/@autocomplete='off']] のときは、 [CODE(HTML)[input/@autocomplete]] の指定は無視されます。 そうでないときは無視されません。 - [2] ''HTML AUTOCOMPLETE - HTML Code Tutorial'' - [3] ''Autocomplete feature of Internet Explorer'' - [4] 関連する機能として、 [CODE(HTMLa)[input]] 要素の [CODE(HTMLa)[[[vcard_name]]]] 属性というのもあります。 - [5] - [6] ''How to Turn Off Form Autocompletion'' - [7] >>6 によると、 [[Netscape]] 6.2 / [[Mozilla]] 0.9.4 以降では [CODE(HTMLe)[form]] 要素の [CODE(HTMLa)[autocomplete]] 属性に対応しています。 - [8] Mozilla では [CODE(HTMLa)[autocomplete]] 属性つきの [CODE(HTMLe)[input]] 要素は赤枠で表示されます。 [[#comment]] ** 安全性 [9] [[自動補完]]のための記録を取っておくと、 その記録の保管場所や保管方法 [WEAK[([[ファイル]]の[[アクセス権]]など)]] によっては第3者に見られてしまうことがあります。また、 実際の[[フォーム]]入力時に候補を[[画面]]の後ろから覗き込まれたり、 他人に使わせた時に見られてしまったりすることもあります。 [[会員番号]]や[[クレジット・カード]]の番号などが漏れてしまうと危険ですし、 そうでなくても本人の知られたくない個人的な情報を知られてしまう危険性があります。 [[利用者エージェント]]は: - 完全に[[自動補完]]を無効にできるべきです。 - [[自動補完]]が有効かどうか簡単に確認できるべきです。 - 記録の保管方法について、その環境に合わせた安全な方法を採用するべきです。 - 記録の一部又は全部を手動で消去できるべきです。 - [[窓]]を閉じた時や他の[[サイト]]に移動した時など、 適当な時期に自動的に記録を消去する機能があると便利です。 - [[サイト]] ([[ドメイン]]や [CODE(ABNF)@en[[[path]]]]) によって記録するかしないか選択できる機能があると便利です。 - 共用の[[計算機]]での利用を想定するなら、 [[自動補完]]を使用するかの設定 [WEAK[(を含む各種の設定)]] に[[管理者]]権限を要求 [WEAK[(例えば[[合言葉]]を要求)]] できるようにするべきです。 - 個々の[[フォーム]]や入力欄ごとに記録を消去する機能があると便利です。 [[管理者]]は: - 共用の[[計算機]]では[[自動補完]]を無効にしておくべきです。 - 共用の[[計算機]]では[[自動補完]]を使用するかの設定 [WEAK[(を含む各種の設定)]] を一般の[[利用者]]が行えなくするべきです。 [[利用者]]は: - [[自動補完]]が有効かどうかに注意するべきです。 - 共用の[[計算機]]で[[自動補完]]が有効になっていた場合、 使用後に必ず記録を消去するべきです。 [[#comment]] ** メモ [[#comment]] * memo