#?SuikaWiki/0.9 [1] [DFN[[CODE(MIME)[application/http]]]] は、 [[HTTP]] [[メッセージ]]のための[[媒体型]]です。 この媒体型は [[RFC2616]] で規定されています。 [2] 類似の媒体型として、 [CODE(MIME)[[[message/http]]]] があります。こちらは [[RFC1945]] から規定されていました。 [CODE(MIME)[[[message/*]]]] では、 [[MIME]] の規定により、行長に制限があるとか、生でない [[CTE]] を使ってはいけないとかで、転送することが不可能な HTTP メッセージが存在します。 [WEAK[一見転送できそうに見えても、 [CODE(char)[[[CR]]]] だけとか [CODE(char)[[[LF]]]] だけとかの改行が含まれていて、正規化されてしまった結果 HTTP メッセージとしては ([CODE(HTTP)[[[Content-Length]]]] とかと) 不整合なものになってしまう可能性があります。]] そんなわけで [CODE(MIME)[application/http]] が用意されました。 おそらく、ほとんどすべての場合で、 HTTP メッセージには [CODE(MIME)[message/http]] ではなく [CODE(MIME)[application/http]] を使う方が適切でしょう。 [3] もう一つの重要な [CODE(MIME)[message/http]] との違いとして、 [CODE(MIME)[application/http]] では[[パイプライン接続]]のようにメッセージ群を一つの[[実体]]に含めることができます。 (但し、要求のメッセージ群だけまたは応答のメッセージ群だけの連続でないといけません。混合は不可とされています。) [[#comment]] * 仕様書から ** RFC 2616 [CODE(WikiPage)[[[message/http]]]] を参照。 * メモ