#?SuikaWiki/0.9 [11] ''Namespaces in XML 1.1'' [DFN[XML 名前空間 1.1]] は [[XML 1.1]] と併用すること(だけ)を想定した改訂版 [[XML名前空間]]です。 機能的にはほとんど [[XML 名前空間 1.0]] と同じですが、幾つかの違いがあります。 [[#comment]] * XML 名前空間 1.0 から 1.1 への変更点 [17] XML 名前空間 1.0 と 1.1 の差異の概略: - 1.0 Errata の統合 - 編集上の種々の修正 - [[RFC 2119]] [[鍵語]]の採用 - 「[[タグ]]」, 「[[要素]]」, 「[[要素型]]」の用語の使い方の整理 - [[URI参照]]から [[IRI参照]]に変更 - 新用語[DFN[[[展開名]]]]: [[名前空間名]]と[[局所名]]の組。 - 空文字列である IRI 参照の禁止、相対 IRI 参照の非推奨を明記。 (前者は前からちょこっとは書いてあった。後者は Errata に書いてあった。 1.1 では一節をもうけてでかでかと書いてある。) - 例示に [CODE[example.[VAR[*]]]] を使うようになった。 (謎の [CODE(URI)[[[urn:loc.gov]]]] は相変わらず。) - IRI 参照の比較方法が一節を割いて説明されるようになった。 - 生成規則の定義が XML 1.1 に合わせて改められた。 - [SAMP(XML)[xmlns:foo=""]] が認められるようになった (これが最大の変更点)。 [[名前空間束縛]]の無効化を行う。 - 適用対象が XML 1.1 文書に変更された。 例示の XML 宣言も修正された。 - 処理器の適合性の章 (8) が追加された。概要: -- [[名前空間整形式]]性違反を報告しなければ'''ならない'''。 -- 妥当な IRI であることは検査する'''必要'''はない (not REQUIRED)。 -- XML 名前空間 1.1 仕様書に適合する妥当性検証 XML 処理器は[[名前空間妥当]]性も加えて報告するなら[DFN[名前空間妥当性検証]](処理器)である。 - IRI についての章 (9) が追加された。概要: -- IRI はまだ作業中。必要な範囲で定義する。 [[RFC]] が出たらこの章は置き換える。 -- IRI RFC が出て対応ソフトウェアが広く使われるまで名前空間名は URI に限定するのがいい (advise)。 -- 実装は認られる文字に関して、原案での違反を拒絶しないほうがいい (advise)。 -- IRI 原案 5 で認められる[DFN[追加文字]]は: --- [CODE(Char)[U+00A0]]〜[CODE(char)[U+D7FF]], [CODE(char)[U+F900]]〜[CODE(char)[U+FDCF]], [CODE(char)[U+FDF0]]〜[CODE(char)[U+FFEF]], [CODE(char)[U+10000]]〜[CODE(char)[U+1FFFD]], ..., [CODE(char)[U+D0000]]〜[CODE(char)[U+DFFFD]], [CODE(char)[U+E1000]]〜[CODE(char)[U+EFFFD]] --- IRI 原案 3 では ASCII の範囲の非 URI 文字も認めていた。 -- [DFN[IRI 参照]]は、次の手順で URI 参照に変換できる文字列である。 --= ホスト名部があれば、 [[RFC 3490]] 4.1 の [CODE[[[ToASCII]]]] ([CODE[[[UseSTD3ASCIIRules]]]] := [CODE[TRUE]], [CODE[[[AllowUnassigned]]]] := [CODE[TRUE]]) 操作で変換。 --= 追加文字を次の手順で逃避 --== 追加文字を [[UTF-8]] に変換。 --== それを [[URI符号化]]。 --== 元の文字を URI 符号化列で置き換える。 --- IRI 原案 5 には[[正規化]]の手順も含まれるが、なにが IRI 参照であるかには関わらない。 - 附属書 A が削除された。 - 参考文献に修正多々。 - 附属書 D (変更点) が追加された。概要: -- この版は2002年12月6日付け 1.0 errata を取込んでいる。 -- 接頭辞宣言解除の機構を加えた。 -- URI から IRI にした。 -- 編集上他にも色々いじくった。 -- 附属書 A はあぼーんした、 1.0 は Errata で大きく修正されている上に 1.1 で更にかき回していて、そのためか差分版も提供されていなくて、 1.0 と 1.1 で何が変わったのか、 ぱっと見では分からなくてまことに困ったものです。 せめて 1.0 Second Edition を同時に出してくれれば良かったのに。 [[#comment]] * メモ