[1] [DFN[Web Applications 1.0]] は、 [[Web]] を利用した[[応用]]のための [[HTML]] 拡張規格です。 [[WHAT WG]] で現在仕様策定作業が進められています。 [2] 仕様書: - [CITE[Web Applications 1.0]] -- 最新の作業原案: [5] '''注意''': Web Application 1.0 仕様は現在'''作業中'''です。 仕様としてはまだ早い段階であり、 今後大きな変更が入る可能性もあります。 (2005年3月現在) * 概要 [3] 2005年3月1日の作業原案の [Q[1. Introduction]] より要約抜粋: > WWW のマーク付け言語はずっといつも HTML であります。 HTML は主として科学的な文書を意味的に記述するための言語として設計されましたが、 設計が一般的であったのと何年にも亘って使われ続けてきたことから他の色々な種類の文書を記述するためにも利用できるようになっています。 > HTML がはっきり触れてこなかった主たる領域は Web 応用と呼ばれるはっきりしないものです。この仕様書はこの状況を改善すると共に、 HTML 仕様書を更新して過去数年の間に発せられた問題にも言及します。 > '''適用範囲''': 意味的な水準のマーク付け言語とそれに関わる意味的な水準のスクリプト向け API を提供するに留まります。 表現関係に言及することを含みません。 Web ブラウザが対応するすべての HTML や DOM の機能を文書化することを含みません。 操作システム全体を記述しようとしません。 > '''要件と考え''': HTML, CSS, DOM, JavaScript で Web 開発者には十分です。 必要なのは次のようなよく求められる機能を拡張することです。 - ポップアップ・メニューや文脈メニュー - ポップアップ窓の行内マーク - 命令更新: 同じ機能のアクセス点 (メニュー項目や工具棒のボタン) の状態の同期 - 鯖送信事象: DOM 事象を鯖側から送信 - クライアント鯖通信法 - 装置独立の DOM 事象 - 木表示・並び表示 - リッチ・テキスト編集 - HTML 編集 - ドラッグおよびドロップ - 文字列選択操作 - クリップボード操作 > '''HTML および DOM HTML との関係''': この仕様書は HTML 4, XHTML 1, DOM 2 HTML に対する新しい版です。 後方互換性を残すよう注意しているので移行はほとんどの場合簡単です。 > '''XHTML 2 との関係''': XHTML 2 は Web でよく見られる文書ではない内容の意味を表現する要素が欠けています。 例えば掲示板、オークション、検索円陣、電子商店などは文書の隠喩にはよく当てはまりません。 > XHTML 2 とこの仕様書は名前空間が異なるので同じ XML 処理器で両方実装できます。 > '''Web Forms 2.0 との関係''': この仕様書は [[Web Forms 2.0]] を補完します。 Web Forms は入力制御子、データ検証、 フォーム提出に関するものですが、 この仕様書はクライアント側利用者界面の機能に関するものです。 > '''CSS 3 利用者界面との関係''': CSS 3 利用者系面仕様書は Web による応用の開発に適当な[[特性]]を多々導入しています。 この仕様書は特性を拡張すると共にスクリプト環境や DOM との相互作用も規定します。 > '''XUL, Avalon/XAML その他との関係''': この仕様書は各販売者の独占的利用者界面言語とは独立です。 * WA1 が取込む旧来の仕様 [6] WA1 の現時点の仕様に含まれるうち、 次のものは従来からある仕様や提案の一部または全部を採用したものです。 - 文書の基本構造: [[HTML 4]], [[XHTML 1]] - 文書操作用の界面: [[DOM水準2]] HTML - [[XML基底]] ([CODE(XMLa)[[[xml]]:[[base]]]]) - [CODE(XMLa)[[[xml]]:[[id]]]] - [[hCalendar]] - [[hCard]] - [CODE(HTMLa)[[[contentEditable]]]] - [[DOM水準0]] ([CODE(DOMi)[[[Window]]]], [[内在事象属性]]関係など) - [CODE(HTMLe)[[[canvas]]]] - [CODE(DOMi)[[[XMLHttpRequest]]]] [[#comment]] * メモ [4] 3月1日版作業原案きたー。 ([[名無しさん]] [WEAK[2005-03-01 12:27:17 +00:00]]) [7] 11日版作業原案きたー。 ([[名無しさん]] [WEAK[2005-03-12 02:00:27 +00:00]]) [8] 24日版きたー ([[名無しさん]] [WEAK[2005-03-26 02:13:38 +00:00]]) [9] 28日きたー ([[名無しさん]] [WEAK[2005-03-29 00:19:59 +00:00]]) [10] 29日来たー ([[名無しさん]] [WEAK[2005-03-30 04:25:19 +00:00]]) [11] 31日来たー ([[名無しさん]] [WEAK[2005-04-01 06:21:43 +00:00]]) [12] 2日来たー。 最近の版で [CODE(HTMLe)[[[section]]]] や [CODE(HTMLe)[[[h[VAR[n]]]]]] の周辺がかなりできあがってきました。 どうせなら [[XHTML 2]] の [CODE(XMLe)[[[h]]]] も backport して頂きたいところですが、 無理かなあ。 ([[名無しさん]] [WEAK[2005-04-02 01:47:28 +00:00]]) [13] 4日来たー。 [CODE(HTMLe)[[[sidebar]]]] が誤解を招く要素型名ということで [CODE(HTMLe)[[[aside]]]] に変わりました。 ちなみに [CODE(HTMLe)[[[aside]]]], [CODE(HTMLe)[[[header]]]], [CODE(HTMLe)[[[footer]]]] は亡き [[HTML 3]] の [CODE(HTMLe)[[[banner]]]] の復活といえます。 ([[名無しさん]] [WEAK[2005-04-05 01:11:25 +00:00]]) [14] 6日来たー。 ([[名無しさん]] [WEAK[2005-04-06 23:10:38 +00:00]]) [15] 7日来たー。 ([[名無しさん]] [WEAK[2005-04-08 02:47:01 +00:00]]) [16] WA1 では同じ要素に [CODE(HTMLa)[[[id]]]] と [CODE(XMLa)[[[xml]]:[[id]]]] を両方指定できる。両方とも[[識別子]]になる。 とうとう1つの要素に複数の識別子を与えられるようになるのだ。 [WEAK[([[DOM水準3]] や [[XPointer]] は既にそうなっている。)]] [[HTML 4]] の仕様書など [CODE(HTMLe)[[[a]]]] でかなり頑張ってる感があるが、 1つの要素が複数識別子を持てる方が自然だ。 どうせだから1つの属性だけで複数識別子を定義できるといいのだが。 [WEAK[(そうすると [[DOM水準3]] や [[XPointer]] では扱えなくなる。)]] ([[名無しさん]]) [17] 最近の変更で行内水準内容に[Q[厳密行内水準内容]]と[Q[構造化行内水準内容]]という区分ができています。 前者は従来の[[行内要素]]や[[文字データ]]で、 後者は [CODE(HTMLe)[[[table]]]] など一部の[[ブロック水準要素]]が含まれています。 まだ WA1 には含まれていませんが、 念願の [CODE(HTMLe)[[[ul]]]] などもいずれ構造化行内水準内容に分類されることになるのでしょう。 ([[名無しさん]]) [18] >>17 の参考: [CITE[The whatwg-whatwg.org April 2005 Archive by thread]] ([[名無しさん]]) [19] 9日来たー。 段落の semantics が明確化されて、 [[組版]]的段落に限らず幅広い意味に採ることとされたのは以前からですが、 [CODE(HTMLe)[[[p]]]] に限らず [CODE(HTMLe)[[[address]]]] や [CODE(HTMLe)[[[navigation]]]] や [CODE(HTMLa)[[[aside]]]] も場合によっては段落を表すということになっています。 また、 HTML5 の [[HTML]] 表現 (非 [[XHTML]] 表現) が [[SGML]] [[応用]]では''ない''ことがついに明記されています。 ([[名無しさん]] [WEAK[2005-04-09 04:51:01 +00:00]]) [20] 10日来たー。 [CODE(HTMLe)[[[ol]]]] が追加されています。 [[XHTML 1.1]] で消滅した [CODE(HTMLa)[[[start]]]] 属性と [CODE(HTMLe)[[[li]]]] の [CODE(HTMLa)[[[value]]]] 属性が [[XHTML 2.0]] 同様に復活しております。 ていうかこの調子でいくと [[XHTML 2]] 要らなくない? ([[名無しさん]] [WEAK[2005-04-10 02:17:23 +00:00]]) [21] 11日来たー。 [CODE(HTMLe)[[[ul]]]] と [CODE(HTMLe)[[[dl]]]] が入りました。 この調子で要素型が追加されていくと仮定すると、 HTML5 が完成するまであと・・・(藁 ([[名無しさん]] [WEAK[2005-04-12 07:43:49 +00:00]]) [22] [CITE[[whatwg] Image maps: should we drop ?]] [[HTML 4]] で accessibility のために追加された [CODE(HTMLe)[[[map]]]] で [CODE(HTMLe)[[[area]]]] の代わりに [CODE(HTMLe)[[[a]]]] を使う方法は HTML5 で捨てられそう。 ([[名無しさん]] [WEAK[2005-04-12 07:52:34 +00:00]]) [23] 12日 [CODE(HTMLe)[[[a]]]] と [CODE(HTMLe)[[[strong]]]] と [CODE(HTMLe)[[[small]]]] が追加されました。 対話的要素という分類 ([CODE(HTMLe)[[[a]]]] など) も増えています。 [CODE(HTMLe)[[[small]]]] は物理的要素ではなく、 著作権表明などの [Q[small print]] なものを表すのだそうです。古い UA は小さく表示してくれるから都合がいいのだとか。 ([[名無しさん]] [WEAK[2005-04-12 23:20:39 +00:00]]) [24] 13日の追加: :[CODE(HTMLe)[[[m]]]]:文章の一部に印をつけます。 (使用例: 検索語との一致箇所) :[CODE(HTMLe)[[[abbr]]]]:おなじみ、略語。 新たに [CODE(HTMLe)[[[dfn]]]] との関係が規定されています。 :[CODE(HTMLe)[[[dfn]]]]:定義する語。 何を定義するのかが明確化されています。 [CODE(HTMLe)[[[span]]]] などとの自動交差参照ができます。 入れ子が禁止されています。 :[CODE(HTMLe)[[[i]]]]:用語の実現値。 専門用語や外来語に使います。 :[CODE(HTMLe)[[[code]]]]:符号。 :[CODE(HTMLe)[[[var]]]]:変数。 :[CODE(HTMLe)[[[samp]]]]:計算機出力例。 :[CODE(HTMLe)[[[kbd]]]]:入力。 鍵盤以外でもよいことが明記されています。 また、入れ子にすることで亡き [CODE(HTMLe)[[[key]]]] の役目を果たせることになっています。 :[CODE(HTMLe)[[[sup]]]] & [CODE(HTMLe)[[[sub]]]]: 上付き、下付き。表示目的で使ってはいけない例として [Q[[[LaTeX]]]] が出されているのが、またなんとも(藁 ([[名無しさん]] [WEAK[2005-04-14 00:25:39 +00:00]]) [25] 14日: :[CODE(HTMLe)[[[sup]]]] & [CODE(HTMLe)[[[sub]]]]:(続き) :[CODE(HTMLe)[[[span]]]]: :[CODE(HTMLe)[[[q]]]]: :[CODE(HTMLe)[[[cite]]]]: :[CODE(HTMLe)[[[br]]]]: ([[名無しさん]] [WEAK[2005-04-15 00:13:52 +00:00]]) [26] 15日: [CODE(HTMLe)[[[bdo]]]], [CODE(HTMLe)[[[ins]]]], [CODE(HTMLe)[[[del]]]] ([[名無しさん]] [WEAK[2005-04-16 03:59:29 +00:00]]) [27] 16日: [CODE(HTMLe)[[[ins]]]], [CODE(HTMLe)[[[del]]]]。 [[内容模型]]がどんどん複雑になっていってて藁うに藁えない(藁 ([[名無しさん]] [WEAK[2005-04-17 02:17:37 +00:00]]) [28] >>24 の [CODE(HTMLe)[[[i]]]] の換骨奪胎は1997年に既に提案済み(!) [CITE[www-html@w3.org from December 1997: Re: Comments on HTMl 4 draft (9/Nov/1997)]] ([[名無しさん]]) [29] [CITE[[whatwg] [web-apps] Titles in HTML (was: 2.7.8 The i element)]] 英語で普通斜体で印刷する名前と引用符付きにする名前。 ([[名無しさん]]) [30] 17日: [CODE(HTMLe)[[[img]]]]。 [CODE(HTMLa)[[[height]]]] と [CODE(HTMLa)[[[width]]]] と [CODE(HTMLa)[[[ismap]]]] はなくならないのか。 ([[名無しさん]] [WEAK[2005-04-17 22:51:28 +00:00]]) [31] >>29 [CITE[[whatwg] [web-apps] 2.7.8 The i element]] ([[名無しさん]]) [32] 18日 ([[名無しさん]] [WEAK[2005-04-19 00:07:38 +00:00]]) [33] そういえばいつからか [CODE(HTMLe)[[[nav]]]] 要素型ができてる ([[名無しさん]] [WEAK[2005-04-19 00:08:25 +00:00]]) [34] 19日 ([[名無しさん]] [WEAK[2005-04-20 02:21:33 +00:00]]) [35] 最近既存要素型の semantics の話ばかりじゃないかとけちが付いたので Ian は新機能方面を先に作業することにしたようです。 新機能の方が評価に時間がかかるでしょうしその方がいいでしょうな。 ([[名無しさん]] [WEAK[2005-04-20 02:34:24 +00:00]]) [36] 20日。 ([[名無しさん]] [WEAK[2005-04-21 00:18:17 +00:00]]) [37] [CITE[Web Applications 1.1 ― MS version]] [CODE(HTMLa)@en[[[contentEditable]]]] 周りの [[WinIE]] 実装に基づく仕様案 [CITE[[whatwg] [html5] contenteditable specification]] そのいきさつ ([[名無しさん]] [WEAK[2005-07-16 13:00:07 +00:00]]) [38] [[Ian]] が [[XHTML 2.0]] と同じような [[RDF]] に変換可能なのを取り入れるつもりがないわけではないことを示唆 ([[名無しさん]] [WEAK[2005-08-24 06:32:51 +00:00]]) [39] 9月1日版すなっぷしょっと[AA(hw)[キター]] 最近 Ian が作業している部分: Storage ([[鯖]]に送信''されない'' [[Cookie]] の代替) ([[名無しさん]] [WEAK[2005-09-02 03:49:55 +00:00]]) [40] >>39 [[Ian]] の記事 によると: - [[持続蓄積域]] ([SPAN@en[persistent storage]]) は一応書き終えた。 - あと残っている主な作業は: -- [CODE(HTMLa)@en[[[contentEditable]]]]: 少なくても [[WinIE]] 程度には。要望があった、 [[フォーム]]との宣言的な関連付けなどの新機能も盛り込む予定。 -- 元に戻す履歴: 少なくても基本的なモデルを。 [CODE(HTMLa)@en[[[contentEditable]]]] と調整しつつ。 -- ネットワーク接続: まだまだ作業が必要。 ネットワーク接続が必要な使用例があれば送られたし。 -- メニュー: 再作業が必要。 -- [[DOM水準0]]: [CODE(JS)@en[[[window]]]] の色々をもっと。 -- 意味: 新しい[[要素型]] (予定では [CODE(HTMLe)@en[[[date]]]], [CODE(HTMLe)@en[[[time]]]], [CODE(HTMLe)@en[[[gauge]]]], [CODE(HTMLe)@en[[[progress]]]], [CODE(HTMLe)@en[[[card]]]], [CODE(HTMLe)@en[[[calendar]]]])、 それから古い[[要素型]]へ。 -- 構文解析、レンダリング: 終盤に。 ([[名無しさん]] [WEAK[2005-09-02 04:08:39 +00:00]])