#?SuikaWiki/0.9 page-icon="HTTP" [2] [CODE(HTTP)[Trailer:]] 欄は、 [[HTTP]] の [[chunked]] 符号化と併用して、本来[[本体]]より前に来るはずの[[頭欄]]の一部を、 本体の後で転送することが出来ます。 [[CGI]] や [[PHP]] のようなサーバー側の処理で[[応答]]を出力する時に、内容を送りつつ最後に確定した追加の欄を送る、という使い方が想定されているのでしょうが、実際のところ、この欄とその機能のちゃんとした実装があるのかすら不明です。 現状では実質使えない機能だと考えても良いでしょう。 更に、計算機や回線の性能はよくなってきていますから、 内容と欄を全て生成してから一気に送るというやり方でもほとんど問題がなくなってきています。 ですからこの欄もこのまま使われずに完全に忘れられるかもしれません。 [[#comment]] *仕様書から **RFC 2616 (HTTP/1.1) 14.40 Trailer >The Trailer general field value indicates that the given set of header fields is present in the trailer of a message encoded with chunked transfer-coding. Trailer (尻尾) 全般領域値は、指定された頭領域の集合が chunked (塊) 転送符号化で符号化されたメッセージの尻尾に あることを示します。 -[CODE(ABNF)[ Trailer = "Trailer" ":" 1#field-name]] >An HTTP/1.1 message SHOULD include a Trailer header field in a message using chunked transfer-coding with a non-empty trailer. Doing so allows the recipient to know which header fields to expect in the trailer. HTTP/1.1 メッセージは、空でない尻尾の塊転送符号化を使うメッセージには、 Trailer 頭領域を含める'''べき'''です。そうすることで、受信者は どの頭領域が尻尾に巻かれて来ようかを知ることが出来ます。 >If no Trailer header field is present, the trailer SHOULD NOT include any header fields. See section 3.6.1 for restrictions on the use of trailer fields in a "chunked" transfer-coding. Trailer 頭領域が無い場合、尻尾にはどんな頭領域も含める'''べきではありません'''。 「chunked」転送符号化で尻尾領域を使う際の制限については、 3.6.1節を参照して下さい。 >Message header fields listed in the Trailer header field MUST NOT include the following header fields: Trailer 頭欄に列せられるメッセージ頭欄には、 次に挙げる頭欄を含めては'''いけません'''。 > -Transfer-Encoding -Content-Length -Trailer **RFC の部分のライセンス See [[RFCのライセンス]] *メモ - [1] [CODE(HTTP)[Trailer:]] 欄に挙げては見たけど、やっぱりや〜めた、ってのはありなのかな? どうなのかな? - [3] RFC 2616 で間違って [CODE(HTTP)[Trailers]] と綴っている個所があります。 (See [CODE(WikiPage)[[[Trailers]]]])