* 符号化方式
[3] 8ビット空間又は16ビット空間を[DFN[[[面]]]]と呼び、
同時に使用する[[文字]]群の1単位とします。
[[面]]は[[言語指定コード]]によって切り替えます。
[4] 8ビットの面は仕様上存在するだけで実際には使われていないそうです。
[5] 16ビットの面は、あらゆる[[ビット組合せ]]を使うのではなく、
[[制御文字]]に相当する部分 ([[CL]] など) を避けています。
[PRE[
上\下 00 20 7E 80 A0 FD FE FF
00 +-------+--------+-+--+-+--------+
01 +-------+ +-+ +-+ |
| |
20 | +--------+ +---------+ |
| |A | |C | |
| | | | | |
| | | | | |
7E | +--------+ +---------+ |
80 | +--------+ +---------+ |
| |B | |D | |
| | | | | |
FD | | | | | |
FE | +--------+ +---------+--+
FF +-------+--------+--+------------+
]PRE]
[6] どこかで聞いたことがある話だと思ったあなた! そう、
[[DIS 10646]] そっくりです。
[WEAK[([[DIS 10646]] は [[CR]] も避けていますが、 TRON は [[CR]] も使っています。)]]
[7]
- '''[CODE(char)[0x0000]]〜[CODE(char)[0x0020]], [CODE(char)[0x007F]], [CODE(char)[0x00A0]]''':
[[制御コード]] (>>8)
- '''[CODE(char)[0x2121]]〜[CODE(char)[0xFDFD]]''' (抜けあり):
[[文字コード]] (>>10)
- '''[CODE(char)[0xFE21]]〜[CODE(char)[0xFE7E]], [CODE(char)[0xFE80]]〜[CODE(char)[0xFEFD]], [CODE(char)[0xFEFE]]''':
[[言語指定コード]]
- '''[CODE(char)[0xFF21]]〜[CODE(char)[0xFF7E]]''':
[[TRON仕様特殊コード]]
- '''[CODE(char)[0xFF80]]〜[CODE(char)[0xFFFE]]''':
[[TRON仕様エスケープ]]
- '''[CODE(char)[0xFFFF]]''': [CODE(charname)[[[EOF]]]]
[10] [DFN[文字コード]]の領域 ([[図形文字]]が割当てられ得る領域)
は16ビットの1面に4つあり、合計で48400符号位置/面あります。
,領域 ,名称 ,符号位置数
,[CODE(char)[0x2121]]〜[CODE(char)[0x7E7E]] ,Aゾーン ,8836 ([CODE(math)[94 × 94]])
,[CODE(char)[0x8021]]〜[CODE(char)[0xFD7E]] ,Bゾーン ,11844 ([CODE(math)[126 × 94]])
,[CODE(char)[0x2180]]〜[CODE(char)[0x7EFD]] ,Cゾーン ,11844 ([CODE(math)[94 × 126]])
,[CODE(char)[0x8080]]〜[CODE(char)[0xFDFD]] ,Dゾーン ,15876 ([CODE(math)[126 × 126]])
[[#comment]]
* 制御コード
[8] 16ビットの[[面]]の [CODE(char)[0x0000]]〜[CODE(char)[0x0020]],
[CODE(char)[0x007F]], [CODE(char)[0x00A0]]
は[DFN[制御コード]]とされ、次のものが定義されています。
,符号位置 ,名前 ,説明
,[CODE(char)[0x0000]] ,無効 ,文字列終端。
,[CODE(char)[0x0009]] ,"タブ ([CODE(charname)[[[HT]]]], [CODE(charname)[[[TAB]]]])" ,次の[[タブ位置]]または[[フィールド]]への[[遷移]]。[[タブ書式]]や[[フィールド書式]]が未設定なら無視。
,[CODE(char)[0x000A]] ,改段落 ([CODE(charname)[[[NL]]]]) ,[[改行]]または[[改段落]]。
,[CODE(char)[0x000B]] ,改コラム ,[[改コラム]]。[[コラム指定]]されていないなら改ページと同じ。
,[CODE(char)[0x000C]] ,改ページ ,[[改頁]]。[[図形]]内埋込み[[文章データ]]なら[[改行]]と同じ。
,[CODE(char)[0x000D]] ,改行 ,[[フィールド]]内または[[段落]]内の[[改行]]。
,[CODE(char)[0x0020]] ,"セパレータ, プロポーショナル[CODE(charname)[[[SP]]]] (英語モード)" ,[[語]]や[[文節]]の区切れ。
,[CODE(char)[0x00A0]] ,英字固定ピッチ[CODE(charname)[[[SP]]]] (英語モード)
以上の8つを使用し、残りの[[符号位置]]は使用しません
[SRC[BTRON3]]。
[11]
*参考文献
-[BTRON3] [CITE[BTRON3仕様書 Ver 3.20.00]], [[TRON協会]], 1999年,
。
[[TRONコード]]に関しては
を参照。[[準TAD]] に関しては付録Bを参照。
-[BTRON-DIFF] [CITE[超漢字(B-right/V R2)仕様書]]
[CSECTION[第1編 BTRON3 仕様書に対する制限・補足]], [[Personal Media Corporation]],
2000年10月20日,
。
[[TRONコード]]に関しては
を参照。
-[BRV-R4] 。
-[GT] 。
-[GT-CHO2] [CITE[GT書体セット・利用方法【BTRON仕様OS編】]],
2000年12月13日, 。
-[R4.100B] [CITE[超漢字4 R4.100B バージョンアップ版]], 2003年9月17日,
。
([[名無しさん]] [sage])
[[#comment]]
* メモ
- [1] ''TRON文字収録センター''
- [2] [[iモード絵文字]]で間違いの修正と称して非互換変更が行われたようです。使ってた人は困ってるみたい。[[文字コード]]の連中は懲りないなあ。