バイナリ・データ (オクテット列) を転送のため文字列に変換する方式 の一つ。石塚匡哉氏が考案し、主に日本のパソコン通信世界 (PC-98 M$-DOS 世界) で使用されていました。 現在ではあまり使われていないようです。 Win32 の実装の多くは、 ISH32.DLL を使っているようです。 AISH32.DLL というのもあるみたいです。いずれにしろ、[[過去の遺産]]の処理 が主目的っぽくて、新しいデータの生産には使われていないと思われますし、 使うべきでもないでしょう。 *形式 ISH のソース・パッケージ に説明が同梱されてます。 変換後に使用する文字種で、 jis7, jis8, sjis, non-kana sjis の4形式があります。 jis8 形式はヘッダー部分のみ jis7 形式を 使いますが、古い形式では jis8 形式を使っていました。 いずれの形式も JIS X 0201 ラテン文字を使います。 jis8 と sjis は JIS X 0201 片仮名も使います。 sjis と non-kana sjis では JIS X 0208 の文字を使います。 長いファイル名は保存できませんが、注釈行に通常ファイル名が 書かれることを利用して、その欄を見る実装があるようです。 *拡張子と媒体型 ISH'ed データのファイルの名前には、 .ish [[拡張子]]をつけることが多いようです。 MIME (など、[[媒体型]]が必要な文脈)で使われているのは見たことがありません。 使うとしたら CT ではなく CTE になりましょうが、 ISH'ed data は8ビットのオクテットを使う形式もあります。 *See also -[[符号化]] --[[転送符号化]] ---[[Base64]] ---[[BinHex]] ---[[uuencode]] ---[[おさかな]] -[[パソコン通信]] -[[MS-DOS]] -[[PC-98]] -[[文字コード]] --[[ASCII]] --[[JIS X 0201]] --[[JIS X 0208]] --[[半角仮名]] --[[シフトJIS]] --[[NEC-JIS]] -[[媒体型]] -[[拡張子]] - [1] [WEAK[2002-12-30 15:19]] ''>>0'': でもたまに 2ch で貼られてたりするんだよなー(謎)