[1] [[HTML]] における[DFN[[RUBY[[[連結]]][[[リンク]]]]]]について。 仕様書: - [[HTML 4]] ''Links in HTML documents'' [[#comment]] * 連結とは [2] [RUBY[連結][リンク]] (ハイパーリンク, Web 連結) は、 [[HTML]] の特徴の1つであり、ウェブ成功の鍵でもあります。 連結は、2つの端点を持ちます。1つは[[始点アンカー]]で、 連結の出発点です。もう1つは[[終点アンカー]]で、 連結の向かう先です。終点は、どんな Web [[資源]]でも構いません。 文章かもしれませんし、画像、音声、動画、プログラムかもしれません。 文章の一部分かもしれません。 [HTML4 12.1] [[#comment]] * 連結の振舞い [3] 連結に関連付けられた既定の振舞いは他の Web 資源の[RUBYB[取出し][retrive]]です。 この挙動は、連結の選択 ([DFN[[RUBYB[活性化][activate]]]]。 マウスの[[かちっ]], 特定の打鍵, 音声による指示など) によって行われるのが普通です。 [HTML4 12.1.1] [4] もっとも広く行われている連結の使用法は >>3 の [Q[活性化したら関連する資源を取出す]]ですが、 [[連結型]]を指定することで、[[著者]]は他の関係を表現することもできます。 [HTML4 12.1.2] 例えば、連結型 [CODE(HTML)[[[prev]]]] を使って、 文書群の中で次にあたる文書を示すことができます。 [[#comment]] * 終点アンカー [5] HTML 文書の中の要素を[[終点アンカー]]にすることができます。 このためには、 [CODE(HTMLe)[[[a]]]] 要素と [CODE(HTMLa)[[[name]]]] 属性を使うか、ほとんどの要素型にある [CODE(HTMLa)[[[id]]]] 属性を使うかします。 [[始点アンカー]]側では、 [[URI参照]]に[[素片識別子]]を指定します。 [HTML4 12.1.2] 詳しくはそれぞれの説明を見てください。 [[#comment]] * 連結要素 [6] HTML の連結要素型には、 [CODE(HTMLe)[[[a]]]], [CODE(HTMLe)[[[link]]]], [CODE(HTMLe)[[[img]]]], [CODE(HTMLe)[[[form]]]] などがあります。 [HTML4 12.1.3] [CODE(HTMLa)[[[href]]]] 属性つきの [CODE(HTMLe)[a]] は始点アンカーになります。 [CODE(HTMLa)[[[name]]]] 属性つきの [CODE(HTMLe)[a]] は終点アンカーになります。 [HTML4 12.1.3] [CODE(HTMLe)[link]] 要素は現在の文書から他の資源への連結を表します。 [CODE(HTMLe)[link]] の連結は文書の内容としてはレンダリングされませんが、 UA の誘導棒などとしてレンダリングされるかもしれません。 [HTML4 12.1.2, 12.1.3] [[#comment]] * 誤り処理 [7] 利用可能・型識別可能でない[[資源]]への参照は[[誤り]]です。 [[UA]] は誤りをどう処理しても構いませんが、次の処理が推奨 (recommend) されています。 - 資源が利用でないときには、利用者に警告するべきです。 - 資源の型が識別できないときには、それでも処理しようと試みるべきです。 また、利用者に警告するべきですし、 利用者が処理に介入して文書型を識別することが可能でも構いません。 仕様書: [[HTML 4]] 12.2.4 Unavailable and unidentifiable resources [[#comment]] * メモ