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1
2
3
4 * HTML 4 の場合
5
6 [88] [[HTML文書]]は、その HTML の版を表すために[DFN[文書型宣言]]を最初に入れなければ'''なりません'''。
7 HTML 4 では3種類の DTD が定義されていますので、
8 そのうちのいずれかを参照する宣言が必要です。
9 <IW:HTML4:"struct/global.html#version-info"> 参照。
10
11 :[[Strict]] (厳格) DTD:[[非推奨]]ではなく、[[枠集合]]文書に現れるものではないすべての[[要素]]と[[属性]]を含みます。
12 [PRE[
13 <!DOCTYPE HTML PUBLIC "-//W3C//DTD HTML 4.01//EN"
14 "http://www.w3.org/TR/html4/strict.dtd">
15 ]PRE]
16
17
18 :Transitional (過渡的) DTD:Strict DTD に加え、
19 非推奨の要素・属性を含みます。
20 [PRE[
21 <!DOCTYPE HTML PUBLIC "-//W3C//DTD HTML 4.01 Transitional//EN"
22 "http://www.w3.org/TR/html4/loose.dtd">
23 ]PRE]
24
25
26 :Frameset (枠集合) DTD:Transitional DTD に加え[[枠]]を含みます。
27 [PRE[
28 <!DOCTYPE HTML PUBLIC "-//W3C//DTD HTML 4.01 Frameset//EN"
29 "http://www.w3.org/TR/html4/frameset.dtd">
30 ]PRE]
31
32
33 [89] なお、
34 - 将来の版の HTML 4 の DTD に加えられた変更で従来の
35 HTML 4 文書が非妥当になることはありません。
36 - 従来の版の HTML 4 の DTD に適合するソフトウェアは将来の版の HTML 4 の認識出来ない機能を無視して構いません。
37
38 このため、文書型宣言の[[システム識別子]]の値は通常は
39 「最新版」を表す [[URI参照]] (>>88 に示されているもの9
40 を使い、特定の版の HTML 4 DTD を特に指定したいときだけそれを使うこととできます。
41
42 [[#comment]]
43
44
45 * HTML の文書型宣言の色々
46
47 - [1] お題: [[HTML]] ([[不思議マーク付け]]も含む。)
48 の[[文書型宣言]] ([[DOCTYPE]]) の記述を収集せよ。
49 - [9] [CODE[<!DOCTYPE HTML PUBLIC "-//W3 Organization//DTD W3 HTML 2.0//EN">]] (''Hypertext Markup language and SGML'' <http://www.w3.org/MarkUp/1995-archive/Intro.html>)
50 - [10] ''Mozilla の DOCTYPE 判別'' <http://jt.mozilla.gr.jp/docs/web-developer/quirks/doctypes.html> 色々な文書型宣言 (不正なものも含む。) の例示あり
51 - [33] ''W3C QA - List of valid DTDs you can use in your document.'' <http://www.w3.org/QA/2002/04/valid-dtd-list.html>
52 - [34] [CODE[<!DOCTYPE Mosaic-Communications-Bookmark-file-1>]] [[MosaicNetscape]] の bookmark
53 - [37] ''SGML catalog for the W3C HTML Validation Service'' <http://validator.w3.org/sgml-lib/catalog> 色んなのが載ってます。
54 - [38] >>37 の [[DTD]] は ''Index of /sgml-lib'' <http://validator.w3.org/sgml-lib/> にあります。
55 - [54] [CODE(SGML)[<!DOCTYPE HTML PUBLIC "-//connolly hal.com//DTD WWW HTML 1.8//EN">]] ''HTML Design Notebook'' <http://www.w3.org/People/Connolly/drafts/html-design.html> で使われている。
56 - [55] [CODE(HTML)[<!DOCTYPE HTML PUBLIC "-//Mosaic Comm. Corp.//DTD HTML//EN">]] ''Testing mcom additions to HTML'' <http://www.w3.org/People/Connolly/html-test/mcom/test-mcom.html> で使われている。
57 - [67] [CODE(HTML)[<!doctype html public "html2.0">]] [[IBM]] の古い文書にある
58 - [71] [CODE(HTML)[<!DOCTYPE HTML PUBLIC "ISO 15445:2000//DTD HTML//EN">]] 『[[ISO-HTML]] 利用者の手引き』中に出てきたが・・・
59 - [72] >>71 の出典は翻訳 JIS TR の。 ([[JIS-HTML]] 参照。) しかし、 [[InternetArchive]] に残っている最古の <http://web.archive.org/web/20000815232401/woodworm.cs.uml.edu/~rprice/15445/UG.html> も、既にちゃんと [CODE(HTML)[ISO/IEC]] になってるんだよなあ。
60 - [73] [CODE(HTML)[<!DOCTYPE Pre-HTML PUBLIC "-//ISO-HTML User's Guide//DTD Preparation of ISO-HTML//EN">]] 『[[ISO-HTML]] 利用者の手引き』9.1.1。
61 - [75] [CODE(HTML)["-//Netscape//netscape extension//JA"]]: ''Phrase/Typographic markup test'' <http://web.archive.org/web/20011110215859/www.dais.is.tohoku.ac.jp/~kabe/misc/fonts.html>
62 - [76] [CODE(HTML)[<!doctype html public "-//W3C//DTD HTML 5.0//EN">]], [CODE(HTML)[<!DOCTYPE HTML PUBLIC "-//W3C//DTD HTML 5.0//EN">]], [CODE(HTML)[<!DOCTYPE HTML PUBLIC"-//W3C//DTD HTML 5.0 Frameset//EN" "http://www.w3.org/TR/REC-html140/frameset.dtd">]]: <IW:Strictスレ:"1:423">
63 - [77] [CODE(HTML)[<!DOCTYPE html SYSTEM "http://www.w3.org/Style/HTML40-plus-blink.dtd">]]: ''Web Style Sheets'' <http://www.w3.org/Style/> で使われている。余程 [[blink]] 要素が使いたかったらしい。
64 - [78] [CODE(HTML)[<!DOCTYPE HTML PUBLIC "-//W3C//DTD HTML 3.2Final//EN"]] 壊れてる気がするが。
65 - [84] [CODE(HTML)[<!doctype html public "-//W3C//DTD HTML 1996-01//EN">]]: ''Extensible Markup Language (XML)'' <http://www.w3.org/TR/WD-xml-961114> の文書型。
66 - [87] [[FPI]] [CODE(HTML)[-//M3C//DTD XHTML Makoto Sawatari 1.6//EN]], [CODE(HTML)[-//M3C//DTD XHTML Mishio Amano 12.6//EN]], [CODE(HTML)[-//M3C//DTD XHTML Misuzu Kamio 7.23//EN]]: 単なる冗句。 ''Makoto Mishio Misuzu Cuties'' <http://m3c.misuzilla.org/>
67 [[#comment]]
68
69
70 * 文書型宣言のない HTML 文書
71
72 [79] 現在では、 HTML 文書 (あるいは [CODE(MIME)[[[text/html]]]] 実体)
73 には最初に文書型宣言を記述するべきであると考えられています。
74 [WEAK[XHTML 文書の場合は、特定の [[DTD]] に適合することを主張する場合には文書型宣言を記述するべきです。]]
75
76 [[#comment]]
77
78
79 ** 文書型宣言のない HTML 文書 (片) の解釈
80
81 [80] >>79 はとりあえずおいておいて、文書型宣言のない HTML
82 (not XHTML) 文書が正しいのか考えてみます。
83
84 [81] [[WebSGML]] では文書型宣言は必須ではありませんから、
85 これを採用している [[HTML 4]] と [[XML]] では省略できます。
86 しかし HTML 4 では文書型宣言を必須と定義しています。 XML
87 はここでの話の対象外です。
88
89 [83] では旧来の HTML 文書で文書型宣言のないものが不当かというと、
90 必ずしもそうではありません。確かに、単独の文書 ([[SGML文書実体]])
91 としては不当です。
92 しかし、実はそれは[[外部解析実体]]だったとしたらどうでしょう。
93
94 つまり、[[WWWブラウザ]]は随時こんな感じの SGML
95 文書実体を自動生成していると考えるのです。
96
97 [PRE[
98 <!SGML [VAR[その実装の SGML 宣言]]>
99 <!DOCTYPE [[html]] SYSTEM "[VAR[その実装の DTD]]" [
100 <!ENTITY real-document SYSTEM "[VAR[当該文書の URI]]">
101 ]>
102 &real-document;
103 ]PRE]
104
105 これなら、当該文書が [[SGML文実体]]として適当である限りは、
106 妥当な SGML 文書じゃないですかね?
107
108 [85] >>83 の例は不正だった。 (文書要素の外の部分に[[実体参照]]は書けない。)
109 訂正して、
110 [PRE[
111 <!SGML [VAR[その実装の SGML 宣言]]>
112 <!DOCTYPE [[pre-html]] SYSTEM "[VAR[その実装の DTD]]" [
113 <!ELEMENT pre-html o o (html)>
114 <!ENTITY real-document SYSTEM "[VAR[当該文書の URI]]">
115 ]>
116 &real-document;
117 ]PRE]
118
119 [86] もっとも、 Web SGML ができたからもうこんな hack
120 を考える必要はないですし、文書型宣言もない HTML
121 文書実現値は往々にして SGML 的に不正なことが他にあったりするんですが。
122
123 [[#comment]]
124
125
126 ** 仕様書の規定
127
128 [82] HTML 4 仕様書は、次のように述べています。
129
130 > HTML 2.0 仕様書は、多くの HTML 2.0
131 利用者エージェントは文書が文書型宣言で始まらないとき、
132 HTML 2.0 仕様書を参照していると仮定すると見ていました。
133 経験によればこれは愚かな仮定であり、現在の仕様書はこの動作を推奨していません。
134
135 [[HTML 4]] [CITE[B.1 Notes on invalid documents]]
136 <IW:HTML4:"appendix/notes.html#notes-invalid-docs">
137
138 [[#comment]]
139
140
141 * 仕様の拡張
142
143 [91] HTML 4 は、仕様の拡張について、附属書 B (参考) で次のように述べています。
144
145 > 相互運用性の理由から、著者は SGML の仕組みを使って HTML
146 を[Q[拡張]] (例: DTD の拡張, 実体定義の追加, その他) してはなりません。
147
148 [[HTML 4]] [CITE[B.1 Notes on invalid documents]]
149 <IW:HTML4:"appendix/notes.html#notes-invalid-docs">
150
151 [92] HTML 4 は [[SGML応用]]です。 [[ISO 8879]] は SGML 応用が
152 SGML の仕組みの一部の使用を禁止することを認めていません。
153 ですから、この規定は (附属書 B (参考) の中にありますし)
154 強制力を持たないものであると解釈されています。
155
156 [[#comment]]
157
158
159 * メモ
160
161 [90]
162 [CODE(SGML)[<!DOCTYPE HTML PUBLIC "-//W3C//DTD Netscape 4.0//EN">]]
163
164 <http://www.hss.osaka-u.ac.jp/new/index.shtml>
165 ([CODE(MIME)[[[text/plain]]]](藁)) で使われてます。。。
166 ([[名無しさん]] [WEAK[2004-11-09 12:33:45 +00:00]])
167
168
169 [93]
170 上記ページの管理者です。検索でこちらに来ました。確かに、operaで見るとテキストで表示されるのでおかしいなと思っていたので確認したところ、text/htmlでした。頭のところで定義しているとおり、このページはあまり更新していないのですが、書き換えられたのかもしれません。とにかくご指摘ありがとうございました。
171 ([[名無しさん]] [WEAK[2005-01-20 09:30:27 +00:00]])
172
173
174 [[#comment]]
175
176
177 * メモ

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