* 1991年4月2日付 WorldWideWeb [CODE(file)@en[ParseHTML.h]] [1] [[WorldWideWeb]]の1991年4月2日付 [CODE(file)@en[ParseHTML.h]] では、次のように[[HTML]]が[[構文解析]]されるようです。 ;; [[構文解析器]]の動作であって、[[言語]]の仕様ではありません。 ;; 1991年9月版 - [[文字列]]を、[[スタイル]] ([[段落]]、[[リスト]]など)、 [[テキスト]]、[[錨]]の集合体に変換します。 - 構造を入れ子にすることは (まだ) できません。 ([[フラットでリニア]]www) - 題名、参照、錨名は256文字を超えると無視します。 9月版では[Q[無限大]]という名前の定数で、現実には1024文字になっています。 - 未知の[[タグ]]は無視します。 - 未知の[[属性]]は無視します。既知の[[属性]]は未知の[[属性]]より前にないと無視されます。 - [[属性値]]は[[引用符]]で括れ''ません''。 - [[行]]の先頭が [CODE(charname)@en[[[FULL STOP]]]] で、 その次の[[文字]]は[[空白]]''以外''なら、[[SCRIPT]]の[[命令]]として、 その行の終わりまたは [CODE(charname)@en[[[SEMICOLON]]]] の先に現れる方までを読み飛ばします。 - 連続する[[空白]]を1つにまとめは''しません''が、 [[タグ]]や[[改行]]近辺の[[空白]]は適当に処理されます。 - [[実体参照]]や[[文字参照]]はありません。 - [[タグ]]の[[要素型名]]や[[属性名]]の[[大文字]]と[[小文字]]は区別しません。 - [[空行]]は、[[改段落]]とみなします。 :[CODE(HTMLe)@en[<[CODE(HTMLe)@en[[[a]]]] [VAR@en[attr]]>]]: [[錨]]です。[CODE(HTMLa)@en[[[href]]]][[属性]]があれば、 その値が[[参照]]先となります。[CODE(HTMLa)@en[[[name]]]][[属性]]があれば、その[[錨]]の[[名前]] ([[素片識別子]]) となります。もし[CODE(HTMLa)@en[[[name]]]][[属性値]]が[[整数]]で、次の番号として覚えているものより大きければ、 [CODE(HTMLa)@en[[[name]]]]より1大きな数を次の番号とします。 :[CODE(HTMLe)@en[<[CODE(HTMLe)@en[[[address]]]]>[VAR@en[text]]]]: [[内容]]が[[番地]]スタイルになります。 :[CODE(HTML)@en[<[CODE(HTMLe)@en[[[dd]]]]>]]: [[定義リスト]]中の[[定義]]のはじめを表します。 :[CODE(HTML)@en[<[CODE(HTMLe)@en[[[dl]]]]>[VAR@en[...]]]]: [[定義リスト]]です。[[内容]]は[[空]]でも構いませんが、 [[文字データ]]から始まってはいけません。 :[CODE(HTML)@en[<[CODE(HTMLe)@en[[[dt]]]]>]]: [[定義リスト]]中の[[用語]]のはじめを表します。 :[CODE(HTML)@en[<[CODE(HTMLe)@en[[[h[VAR[n]]]]]]>[VAR@en[...]]]]: [[内容]]が[[見出し]]スタイルになります ([CODE(math)@en[[VAR[n]] = 1, 2, 3]])。 [[コンパイル]]時に[[定数]][CODE(C)@en[[[CERN_LIKE]]]]が定義されていれば、 [[終了タグ]]を待たず、次の[[改行]]を見つけ次第[[見出し]]スタイルを終えます ([[SGMLguid]]互換な動作)。 :[CODE(HTML)@en[<[CODE(HTMLe)@en[[[hp[VAR[n]]]]]]>[VAR@en[...]]]]: [[内容]]を[[強調]]して表示します ([CODE(math)@en[[VAR[n]] = 1, 2, 3]])。 まだ実装は不完全なようです。 :[CODE(HTML)@en[<[CODE(HTMLe)@en[[[i1]]]]>]]: [[行末]]まで無視します。[[SGMLguid]]で[[索引]]の飛び先を記述する[[要素型]]です。 :[CODE(HTML)@en[<[CODE(HTMLe)@en[[[isindex]]]]>]], [CODE(HTML)@en[]]: [[索引]]であることを表します。[[索引]]フラグを立てるだけです。 4月の[[ソース・コード]]では[[終了タグ]]にのみ対応していましたが、 9月の[[ソース・コード]]では[[開始タグ]]にも対応しました (多分4月のは間違いですが、そのまま残されています)。 :[CODE(HTML)@en[<[CODE(HTMLe)@en[[[li]]]]>]]: [[リスト]]の最初以外では、[[改段落]]します。 :[CODE(HTML)@en[<[CODE(HTMLe)@en[[[listing]]]]>[VAR@en[text]]]]: [[終了タグ]]またはファイル末尾までが[[内容]]になります。 [[改行]]やその他の[[タグ]]もそのまま[[データ]]として処理されます。 :[CODE(HTML)@en[<[CODE(HTMLe)@en[[[nextid]]]] [VAR@en[n]]>]]: 新しい[[錨]]を挿入する時に[CODE(HTMLa)@en[[[name]]]]とする番号を設定します。 :[CODE(HTMLe)@en[<[CODE(HTMLe)@en[[[node]]]]>[VAR@en[...]]]]: [[部分節点]]。[[構文解析]]の段階で認識はされますが、 処理は実装されていません。仕様も未決定だったようです。 :[CODE(HTML)@en[<[CODE(HTMLe)@en[[[ol]]]]>[VAR@en[text]]]]: [[内容]]を[[リスト]]・スタイルとします。 まだ[CODE(HTMLe)@en[[[ul]]]]の同義語として実装されています。 :[CODE(HTML)@en[<[CODE(HTMLe)@en[[[p]]]]>]]: 新しい[[段落]]にうつります。 :[CODE(HTML)@en[<[CODE(HTMLe)@en[[[plaintext]]]]>]]: [[HTML]]としての[[構文解析]]は終了し、 以後は[[平文]]として処理します。[[注釈]]で、[[廃止]]と書かれています。 :[CODE(HTML)@en[<[CODE(HTMLe)@en[[[restoffile]]]] [VAR@en[type]]>]]: [[HTML]]としての[[構文解析]]は終了し、 以後は[[平文]]または[[RTF]]として処理します。 :[CODE(HTML)@en[<[CODE(HTMLe)@en[[[title]]]]>[VAR@en[title]]]]: [[題名]]です。 :[CODE(HTML)@en[<[CODE(HTMLe)@en[[[ul]]]]>[VAR@en[text]]]]: [[内容]]を[[リスト]]・スタイルとします。 :[CODE(HTMLe)@en[<[CODE(HTMLe)@en[[[xmp]]]]>[VAR@en[text]]]]: [[例]]です。[[終了タグ]]またはファイル末尾までが[[内容]]になります。 [[改行]]やその他の[[タグ]]もそのまま[[データ]]として処理されます。 [[#comment]] * 1991年8月版新しいHTML文書の雛形 [2] [[WorldWideWeb]]で新しい[[HTML]][[文書]]を作成する時に[[雛形]]として使われたとみられる[[HTML]][[文書]] (1991年8月付) は、こんなものでした。 ;; [PRE(HTML code)[ (No title)

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]PRE] [[#comment]] * メモ [3] [CITE[HTML Design Constraints]] ([CODE[1995-10-18 14:13:28 +09:00]] 版) ([[名無しさん]] [WEAK[2007-04-01 09:21:09 +00:00]]) [4] >>3 > 1991 > Tim Berners-Lee originally drafted this as a somewhat informal reference on the HTML elements. The document has been edited continuously since then, with snapshots published through various means. > - Note on constraints of original level1 ;; [CITE[HTML 2.0 Materials]] ([TIME[1999-11-27 05:38:42 +09:00]] 版) ([[名無しさん]])