* DOM 事象に関係する主な仕様 ** DOM 事象モデルに関わる仕様 [1] [CITE[DOM 水準 2・事象]] W3C ではじめて標準化された事象に関する DOM 仕様本体です。 2000年11月に W3C 勧告になりました。 [[DOM 0]] とは異なり、事象の処理がより正確に規定されていますが、 DOM 0 とは (矛盾はしないものの) 異なる仕様となっており、 結局 DOM 0 の事象関係は曖昧なままとなってしまいました。 [2] [CITE[DOM 水準 3・事象]] DOM 水準 2 事象の次の水準です。十分な反応が得られなかったために [[Last Call]] WD の後に2003年11月に WG Note になりました。この仕様自体は勧告に至らなかったとはいえ、 DOM 水準3・中核の勧告や [[SVG 1.2]] などから参照されています。 技術的には、 DOM 水準 2 に比べると、事象名が単なる[[名前]]から[[名前空間URI]] と[[局所名]]の組に改められたり、 DOM 水準 2 で勧告前に省かれた文字(列)入力に関する事象が加えられたりしています。 仕様書の説明もより整理されたものとなっています。 [8] [CITE[XML 事象]] [[XML事象]]は、[[事象聴取器]]を XML 文書中に記述する構文の規定です。 2003年10月に W3C 勧告になっています。 [CITE[DOM 水準2・事象]]に基づいて規定されていますが、 [CITE[DOM 水準3・事象]]勧告や [[SVG 1.2]] によれば DOM 水準3と使って良いようです。 機能的・意味的には DOM 水準 0 の各種の事象記述の構文の後継になっていますが、 互換性はまったくありません (お互いに矛盾はしません)。 [10] [CITE[SVG]] [[#comment]] ** 具体的な事象に関わる仕様 [3] [CITE[DOM 水準3・中核]] DOM 木の操作による変異事象に関する規定が含まれています。 また、 DOM 事象モデルとは異なる、 [CODE(DOMi)[[[DOMError]]]] や [CODE(DOMi)[[[DOMUserDataHandler]]]] のような似たような処理の仕組みが規定されています。 [4] [CITE[DOM 水準3・読込みおよび保存]] 読込みや保存に関する事象についての規定が含まれています。 [7] [CITE[XForms 1.0]] [[XForms 1.0]] は、 [CITE[DOM 水準2・事象]]を基にした処理モデルを規定しています。 [9] [CITE[SMIL Animation]] [[SMIL Animation]] は [CITE[DOM 水準2・事象]]に基づいて構築されています。 ([[SVG 1.2]] によれば水準3として使うことはできないようです。) [[#comment]] ** その他 [5] [CITE[VoiceXML 2.0]] [CITE[DOM 水準3・事象]]は使用例として VoiceXML 2.0 を挙げています。 しかし、実際には VoiceXML 2.0 勧告が規定しているものは (DOM 水準3・事象モデルとは矛盾していないものの) 異なる事象モデルです。 [6] [CITE[RDF/XML Syntax Specification]] [[RDF/XML]] は規定の方法として (あるいは RDF/XML 文書から RDF グラフを構築する手段として) 事象モデルを定義しています。この事象モデルは DOM のものではなく、 [[SAX]] のものを基にしています。 [[#comment]] * メモ