* [CODE(HTMLe)[sub]] 要素型 (HTML, XHTML 1) [4] 多くの[RUBY[[[用字系]]] [[[スクリプト]]]]では、 適当な[[レンダリング]]のために[[上付き]]文字、 [[下付き]]文字が必要です。 [[HTML]] の [DFN[[CODE(HTMLe)[sub]] 要素]]は、そのような下付き文字列を表します [SRC[HTML 4]]。 [5] 仕様書: - [[HTML 4]] -- [6] :状態:[[W3C]] [[勧告]] :[[名前空間URI]]:[CODE(URI)[[[http://www.w3.org/1999/xhtml]]]] :[[局所名]]:[CODE(HTMLe)[sub]] ([Q@en[subscript]] ([Q[下付き(文字)]]) より) :[[開始タグ]]:必須 :[[終了タグ]]:必須 :[[内容モデル]]:[CODE(SGML)[(%[[inline]];)*]] :出現できる文脈:[[厳密行内要素]]が使える場所 :[[属性]]: ,属性名 ,属性値 ,既定値 ,説明 ,状態 ,出典 ,[CODE(HTMLa)[[[class]]]] , , ,[[級]] ,[HTML4] %[[coreattr]] ,[CODE(HTMLa)[[[dir]]]] , , ,[[書字方向]] ,[HTML4] %[[i18n]] ,[CODE(HTMLa)[[[id]]]] , , ,一意識別子 ,[HTML4] %coreattr ,[CODE(HTMLa)[[[lang]]]] , , ,[[自然言語]] ,[HTML4] %i18n ,[CODE(HTMLa)[[[xml]]:lang]] , , ,自然言語 ,[XHTML1] ,[CODE(HTMLa)[[[onclick]]]] , , , ,[HTML4] %[[events]] ,[CODE(HTMLa)[[[ondblclick]]]] , , , ,[HTML4] %events ,[CODE(HTMLa)[[[onkeydown]]]] , , , ,[HTML4] %events ,[CODE(HTMLa)[[[onkeypress]]]] , , , ,[HTML4] %events ,[CODE(HTMLa)[[[onkeyup]]]] , , , ,[HTML4] %events ,[CODE(HTMLa)[[[onmousedown]]]] , , , ,[HTML4] %events ,[CODE(HTMLa)[[[onmousemove]]]] , , , ,[HTML4] %events ,[CODE(HTMLa)[[[onmouseout]]]] , , , ,[HTML4] %events ,[CODE(HTMLa)[[[onmouseover]]]] , , , ,[HTML4] %events ,[CODE(HTMLa)[[[onmouseup]]]] , , , ,[HTML4] %events ,[CODE(HTMLa)[[[style]]]] , , ,スタイル情報 ,[HTML4] %coreattr ,[CODE(HTMLa)[[[title]]]] , , ,注釈的題 ,[HTML4] %coreattr [[#comment]] ** 例 [3] > [SAMP(HTML)[H<[CODE(HTMLe)[sub]]>2O]] HTML 4 仕様書に載っていた例です。 これが[Q[フランス語]]だとは思えませんが[AA[:)]] (数学用字系, 化学用字系なんてのを考えれば、まあ、許容範囲でしょうか。 [CODE(HTMLe)[sub]] 要素型の本来想定されていた適用対象の1つでもありますし。) [8] イオン式の例 [PRE(HTML example code)[ SO42− ]PRE] [9] [[原子番号]]を記した例 [PRE(HTML example code)[ 10Ne ]PRE] [7] 変数の添え字の例 [PRE(HTML example code)[ a1, a2, ..., an ]PRE] 変数の[RUBYB[添え字] [subscript]]に [CODE(HTMLe)[sub]] を使った例です。添え字も含めて1つの変数なので、 [CODE(HTMLe)[sub]] も [CODE(HTMLe)[[[var]]]] 要素の中に含めています。添え字も変数である時には [CODE(HTMLe)[sub]] の中で [CODE(HTMLe)[[[var]]]] を使っています。 [10] [[数式]]や[[化学式]]の類は [[MathML]] などの専用の[[マーク付け言語]]を使うのが望ましいですが、 文章中に少しだけ簡単な式が出てくる程度の時には、 >>3-9 の例のように [CODE(HTMLe)[[[sub]]]] や [CODE(HTMLe)[[[sup]]]] などを使って[[マーク]]してもよいと思われます。 [11] アイヌ語用小書き片仮名の例 [PRE(HTML deprecated example code)[ イランカラテ ]PRE] これは[[アイヌ語]]の挨拶の1つですが、[[母音]]が無い [Q[r]] の音を[[片仮名]]では[[小書き]]の[Q[[[プ]]]] ([CODE(charname)[[[KATAKANA LETTER AINU P]]]]) で表しています。 単独で[[符号化]]されていない[[小書き]]版の[[文字]]を表すのに [CODE(HTMLe)[sub]] は有用です。 (この目的に [CODE(HTMLe)[[[small]]]] を使う人もいるようですが、 >>4 の通り [CODE(HTMLe)[[[sub]]]] が適当です。) 但し、この例の[Q[[SUB[プ]]]]も含めて、 よく使われる[[小書き]]の[[片仮名]]は既に [[UCS]] に含まれています。先の例は [PRE(HTML example code)[ イランカラㇷ゚テ ]PRE] とできます。 (もちろん[[十六進数文字参照]]の代わりに[[文字]]そのものでも構いません。) ([CODE(charname)[[[KATAKANA LETTER AINU P]]]] は [[UCS]] で2文字の[[合成]]として扱われますが、他の文字、例えば [CODE(charname)[[[KATAKANA LETTER AINU K]]]] なら1文字だけです。 また、 [[JIS X 0213]] では [CODE(charname)[[[KATAKANA LETTER AINU P]]]] も1文字扱いになっています。) [12] ロゴ・マーク的なものに含まれる下付き文字の例 [PRE(bad HTML example code)[ LATEX ]PRE] [[LaTeX]] は正式には [Q[A]] を少し上に、 [Q[E]] を少し下に書くことになっています。 但し、これは >>4 の本来の [CODE(HTMLe)[sub]] の semantics からは外れた presentational なものです。ですから、 [[HTML]] の[[マーク]]ではなく[[スタイル言語]]などで記述するべきです。 [[SVG]] で[[文字列]]でもある[[ベクトル画像]]として埋込むのがよいかもしれません。 [WEAK[(このように[[文字]]に基づいたロゴの類 (が普通の文章にも登場すること) 日常的に存在する例ですから、より手軽に扱える方法が取り入れられることが期待されます。)]] [[#comment]] ** メモ [13] 関連: 対になる[CODE(HTMLe)@en[[[sup]]]][[要素型]]があります。 ([[名無しさん]]) [14] 関連: 相当する[[表示]]のための[[CSS]] [CODE(CSS)@en[[[vertical-align]]]][[特性値]]として[CODE(CSS)@en[[[sub]]]]があります。 ([[名無しさん]]) [15] 関連: 同じ目的の[[数式]]用の[CODE(XMLe)@en[[[msub]]]][[要素型]]があります。ただし、[CODE(HTMLe)@en[[[sub]]]]とは異なり、[[下付き]]が附属する対象も含めて明示する構造が採用されています。 ([[名無しさん]]) [16] [[Classic Mozilla]] は [CODE(HTMLe)@en[[[sub]]]] の[[終了タグ]]''だけ''があるとそれ以降の文字が[[上付き]]になりました。 (大きさはそのまま。) ;; [[Netscape Navigator]] 4.8 で確認。 ([[名無しさん]]) [[#comment]] * メモ [1] 〈[[和訳]]〉 [[部分]], [[副]], [[小]], [[亜]]。