[1] [DFN[[[GB 12345]]‐90]] [CITE@zh-CH[信息交換用漢字編碼字符集 輔助集]] ([CITE@en[Code of Chinese ideogram set for information interchange supplementary set]], [[国家技朮監督局]]) は、[[中華人民共和国]]の[[符号化文字集合]][[規格]]です。 1990年6月3日公布、1990年12月1日発布。 [2] [Q@zh[GB1]], [Q@zh[GBF]], [Q@zh[第一輔助集]]などとも呼ばれます。 * 文字集合 [4] [[GB 12345]]の[[文字集合]]は、[[GB 2312]]とほぼ同じですが、 [[漢字]]が[[繁体字]]に置きかえられています。 [3] - 1区〜9区 [[非漢字]] 717文字 ([[GB 2312]]に対して29+6文字の追加) - 16区〜55区 [[第一級漢字]] 3755文字 ([[GB 2312]]の[[繁体字]]版) - 56区〜87区 [[第二級漢字]] 3008文字 ([[GB 2312]]の[[繁体字]]版) - 88区〜89区 [[増補漢字]] 103文字 ([[GB 12345]]‐90で追加) 合計で7583文字あります。 [6] '''追加非漢字''': - 6区57点〜6区85点に[[縦書き]]用の[[句読点]]と[[括弧]]が29文字追加されています。 このうちの19文字は後の[[GBK]]と[[符号位置]]が一致しています。 - 8区27点〜8区32点に[[ピンイン]]が9文字追加されています。 [5] [[規格票]]はところどころ違う[[書体]]で印刷されているらしいです。 [7] '''UCS との関係''' [[GB 12345]] は [[CJK統合漢字]]の[[典拠]]とされた[[規格]]の1つなので、 [[漢字]]はすべて [[UCS]] に含まれています。 しかし、 >>6 の [[GB 2345]] に対する追加[[非漢字]]はどうやら [[UCS]] 側からは無視されているようです。 [[Unicode Consortium]] が配布している [[GB 12345]] と [[Unicode]] の変換表に載っていないだけでなく、 [CODE(charname)@en[[[LATIN SMALL LETTER M WITH ACUTE]]]] (8区28点) や [CODE(charname)@en[[[LATIN SMALL LETTER N WITH GRAVE]]]] (8区31点) は [[UCS]] の 1[[符号位置]]で表すことすらできません。 * GB 2312 と GB 12345 [9] [[GB 12345]] は [[GB 2312]] を元に[[繁体字]]に入れ替えたものですが、一対一対応ではなく、 入れ替えられていたり、88区~89区に一対多対応する繁体字を追加したりしています。 文字数は資料により違っていますが約6800文字のうち約2100文字が変更されています。 * G1 [8] [[ISO/IEC 10646]] の [[CJK統合漢字]]の出典 [DFN[[[G1]]]] は [[GB 12345]] を拡張したものとされています。 [10] 92区に香港漢字58文字、93区に朝鮮吏読漢字92(94?)文字 ([[GB 12052-89]]より) が追加されています。