* [CODE(HTMLe)[rt]] 要素型 (HTML, XHTML 1)
[3] [[ルビ]][[モジュール]]の [DFN[[CODE(HTMLe)[rt]] [[要素型]]]]は、
[[ルビ]]の[[注釈]] ([[振り仮名]]) 部を表します。
[2] 仕様書:
- [CITE[Ruby]]
-- [[HTML]], [[単純ルビ]]
-- [[W3C]] [[作業原案]] ([[規定]])
- [CITE[Ruby]]
-- [[HTML]], [[複雑ルビ]]
-- [[W3C]] [[作業原案]] ([[参考]])
- [CITE[Ruby Annotation]]
-- [[XHTML]], [[複雑ルビ]]
-- [[W3C]] [[勧告]]
- [CITE[Ruby Annotation]]
-- 最新版
[4]
:[[名前空間]]:[CODE(URI)[[[http://www.w3.org/1999/xhtml]]]] (>>7)
:[[局所名]]:[CODE(HTMLe)[[[rt]]]]
:[[開始タグ]]:必須
:[[終了タグ]]:省略可能 ([[HTML]])、必須 ([[XHTML]])
:出現できる文脈:[CODE(HTMLe)[[[ruby]]]]
の子供かつ [CODE(HTMLe)[[[rb]]]] の弟として高々2個、
[CODE(HTMLe)[[[rtc]]]] の子供として1個以上
:[[内容模型]]:[CODE(SGMLe)[%[[inline]]]]、但し
[CODE(HTMLe)[[[ruby]]]] を除く
:[[属性]]:
,属性名,属性値,既定値,説明,状態,出典
[[#comment]]
** 歴史
[5] この[[要素型]]は [[WinIE 5]] で最初に実装されました。
[6] [[Gecko]] 系[[レンダリング・エンジン]]で[[ルビ]]を解釈するための
[[XHTMLルビサポート]]という拡張ソフトウェアがあり、
[CODE(HTMLe)[[[rt]]]] 要素型も実装しています。
[[#comment]]
** 例
[8] [[WinIE]] というか [[MSXML]] は
[[XML名前空間]][[勧告]]にまともに対応していないので、
色々と不思議なことが起こります。 [[XML]]
[[文書]]を [[WinIE]] で[[レンダリング]]させるに当たって、
単に [CODE(HTMLe)[[[ruby]]]] 要素以下の[[名前空間URI]]
を [CODE(XMLa)[[[xmlns]]]] [[属性]]で
[CODE(URI)[[[http://www.w3.org/1999/xhtml]]]]
に指定したところで、 [[XHTML]] の[[ルビ]]としては扱われません。
しかし、
[PRE(XML example code)[
基底文ルビ文
]PRE]
のように[[名前空間接頭辞]]を [CODE(XML)[html]]
にすれば、 [[WinIE]] は [[XHTML]]
の[[ルビ]]と理解してくれるようです。
もちろん [CODE(XMLa)[xmlns:html]] [[属性]]があるので、
[[名前空間整形式]]になります。
[[#comment]]
** 不思議解釈
[1]
間違って [CODE(HTMLe)[[[rt]]]] の中に [CODE(HTMLe)[[[rp]]]] を入れてしまった文書が世間には存在しているようです。
([[名無しさん]] [WEAK[2005-02-23 06:32:14 +00:00]])
[[#comment]]
** 関連
[7] '''名前空間URI''':
[[ルビ]]モジュールは [[XHTML]] で使われることを主に想定していますが、
特に [[XHTML]] に限定されているわけではありません。
[[XHTML 1.1]] で使う時には[[名前空間URI]] は
[CODE(URI)[[[http://www.w3.org/1999/xhtml]]]] になりますが、
これは[[ルビ]]モジュールの規定ではなく、 [[XHTML 1.1]]
の規定に基づきます。他の[[ホスト言語]]、例えば
[[XHTML 2.0]] では[[名前空間URI]] は
[CODE(URI)[[[http://www.w3.org/2002/06/xhtml2/]]]]
になっています。
[[#comment]]
** メモ
[[#comment]]
* メモ