[1] [DFN[[RUBYB[速記指示子] [shorthand pointer]]]] (旧称 barename)は、構文的には1つの [[NCName]] です。 この NCName とその識別子が一致する、[[文書順]]で最初の (高々1つの) [[要素]]を識別します。 一致する要素がなければ、その[[指示子]]は[[誤り]]です。 [2] 識別子が要素と一致するとは、優先順に: = ある[[要素情報項目]]の[CODE(infoitem)[[[属性群]]]]に、 [[schema決定ID]] である[[属性情報項目]]が存在して、 その[CODE(infoitem)[[[schema正規化値]]]]特性の値と一致する = ある要素情報項目の[CODE(infoitem)[[[子供群]]]]に、 schema 決定 ID である要素情報項目が存在して、 その[CODE(infoitem)[schema 正規化値]]特性の値と一致する = ある要素情報項目の[CODE(infoitem)[属性群]]に、 [[DTD決定ID]] である属性情報項目が存在して、 その[CODE(infoitem)[[[正規化値]]]]特性の値と一致する = 要素情報項目が (あれば) [[外部決定ID]] 値と一致する [3] '''DOM との関係''': [[DOM水準3]] の [CODE(DOMm)[[[getElementById]]]] は [[属性]]によって決定される識別子を使いますが、 [[属性]]以外によって決まる識別子 (>>2 の 2. の[[要素情報項目]]による [[schema決定ID]] と、 4. の[[外部決定ID]] の内[[属性情報項目]]以外に由来するもの) は使いません。 ですから、速記識別子の[[解決]]に [CODE(DOMm)[[[getElementById]]]] (だけ) を使ってもうまくいきません。 ([[名無しさん]]) [4] '''HTMLとの関係''': [[HTML]]では[CODE(HTMLa)@en[[[id]]]][[属性値]]を[[素片識別子]]に使うことで[[要素]]を[[識別]]できますが、[[XPointer]][[速記]]構文はこれを引き継いでいます。 ([[名無しさん]] [sage]) [5] '''SVGとの関係''': [[SVG素片識別子]]は[[XPointer]]の[[部分集合]]になっていますが、そこで認められた構文の1つが[[速記]]と同じものです。 ([[名無しさん]] [sage])