[6] [DFN[[RUBYB[[[既定言語]]]@en[Default Language]]]] ([[言語タグ]] [DFN[[CODE(lang)@en[[[i-default]]]]]]) は、適切な[[言語]]を特定できない時に使われる「[[既定]]」の[[言語]]です。 [[英語]]の話者が理解できるテキストであると定義されています。 * 仕様書 [REFS[ - [3] [CITE@en[RFC 2277 - IETF Policy on Character Sets and Languages]] ([TIME[2011-11-20 13:18:05 +09:00]] 版) - [8] [CITE@en[RFC 5646 - Tags for Identifying Languages]] ([TIME[2011-11-20 08:19:54 +09:00]] 版) ]REFS] * 意味 [5] [[既定言語]]は特定の[[言語]]ではなく、[[利用者]]の[[言語]]として適切なものが何かわからないという状況を表しています [SRC[>>3 4.5.]]。 [7] [[既定言語]]の[[メッセージ]]は[[英語]]の話者が理解できなければ[['''なりません''']]。 とはいえ[[英語]]と[[折衝]]することは[[既定言語]]とまったく同じではありません。 多くの場合は[[規定言語]]なら[[英語]]だけを使うのが適切でしょうが、 場合によっては他の言語でも補足するのが好ましいかもしれません。 [SRC[>>3 4.5.]] * 用法 [4] [[人間可読]]な[[テキスト]]を、どの[[言語]]で表すのが好ましいか不明であるにもかかわらず提示する必要がある時 [WEAK[(例えば、[[ログイン]]の失敗や[[電子メール]]の警告や、[[言語折衝]]が行われる前の段階である時)]]、 [[既定言語]]を使う[['''べきです''']] [SRC[>>3 4.5.]]。 [2] [CODE(lang)[[[i-default]]]] は、既定の[[言語]]を示すことが要求されている場合を除き、 使う[['''べきではありません''']]。 [SRC[[[RFC 5646]] 4.1. >>8]] * 歴史 [9] 1998年1月付けで発行された [[RFC 2277]] で[[既定言語]] [CODE(lang)@en[[[i-default]]]] が規定されました。 [10] 1998年3月10日には [[IANA]] 登録簿に追加されています [SRC[>>11]]。 [REFS[ - [11] [CITE[LANGUAGE TAG REGISTRATION FORM i-default]] ([TIME[2011-07-16 05:29:36 +09:00]] 版) ]REFS] * メモ [1] [CODE(lang)@en[[[i-default]]]] は、元々、 [[IMAP]] で[[自然言語]]が決定できない時に ([[空文字列]]などよりも) 何か言語名があった方がよいということで用意されました。