[28] 本項では、[[仕様書]]において[[要件]]を記述するために用いられる[[助動詞]] ([[キーワード]]) について扱います。 [29] - [[RFC 2119]] [[キーワード]] -- [['''MUST''']], [['''SHALL''']] ([['''しなければならない''']]) -- [['''MUST NOT''']], [['''SHALL NOT''']] ([['''してはならない''']]) -- [['''REQUIRED''']] ([['''必須''']]) -- [['''SHOULD''']] ([['''するべきである''']]) -- [['''SHOULD NOT''']] ([['''するべきではない''']]) -- [['''OPTIONAL''']] ([['''任意選択''']]) - [[expected]] ([[期待される]]) * 要求度を表す助動詞のマーク付け - [8] [[HTML]] [CODE(HTMLe)@en[[[em]]]] [[要素]] ([CODE(HTMLa)@en[[[class]]]] [CODE@en[RFC2119]]) -- [CITE@en[W3C Manual of Style]] の推奨する様式: --- [[助動詞]]は[[RFC 2119]]の定義。 --- [[大文字]]。 --- [[スタイル・シート]]により[[小文字]]で[[イタリック]]に。 -- [CITE@en[Namespaces in XML 1.1]] --- [[助動詞]]は[[RFC 2119]]の定義。 --- [[大文字]]。 --- [[スタイル・シート]]により[[小文字]]で[[イタリック]]に。 --- [CODE(HTMLa)@en[[[title]]]] [[属性]]で [Q[RFC 2119 でいう [SPAN@en[SHOULD]]]] のような説明あり。 - [1] [[HTML]] [CODE(HTMLe)@en[[[em]]]] [[要素]] ([CODE(HTMLa)@en[[[class]]]] [CODE@en[rfc2119]]) -- [CITE@en[Extensible Markup Language (XML) 1.1]] など、 [[XMLspec]] で書かれた仕様書の [[HTML]] 版 --- 助動詞は [[RFC 2119]] の定義。 --- [[大文字]]。 --- [[スタイル・シート]]により [CODE(CSS)@en[[[small-caps]]]] に。 - [9] [[HTML]] [CODE(HTMLe)@en[[[span]]]] [[要素]] ([CODE(HTMLa)@en[[[class]]]] [CODE@en[rfc2119]]) -- [CITE@en[Character Model for the World Wide Web 1.0: Fundamentals]] --- 助動詞は [[RFC 2119]] の定義。 --- [[大文字]]。 --- [[スタイル・シート]]により [CODE(CSS)@en[[[small-caps]]]] に。 -- [14] [CITE@en[How to Publish a Final Incubator Group Report (XGR)]] --- [[助動詞]]は[[RFC 2119]]の定義。 --- [[大文字]]。 --- [[スタイル・シート]]により、[[小文字]]、[[太字]]に。 - [2] [[HTML]] [CODE(HTMLe)@en[[[span]]]] [[要素]] ([CODE(HTMLa)@en[[[class]]]] [CODE@en[term]]) -- [CITE@en[SVG 1.1/1.2/2.0 Requirements]] --- 各助動詞は独自の定義。 --- [[小文字]]。 --- [[スタイル・シート]]により[[赤]]色の[[太字]]に。 - [4] [[HTML]] [CODE(HTMLe)@en[[[span]]]] [[要素]] ([CODE(HTMLa)@en[[[class]]]] [CODE@en[verb]]) -- [CITE@en[XSL Transformations (XSLT) Version 2.0]] --- 各助動詞は [[RFC 2119]] の定義。 --- [[小文字]]。 --- [[スタイル・シート]]により [CODE(CSS)@en[[[small-caps]]]] に。 - [5] [[HTML]] [CODE(HTMLe)@en[[[strong]]]] [[要素]] -- [21] [CITE@en[XSLT 2.0 and XQuery 1.0 Serialization]] --- 各助動詞は [[RFC 2119]] の定義。 --- [[大文字]]。 --- [[スタイル・シート]]により[[太字]]に。 -- [15] [CITE@en-US[SPARQL Protocol for RDF]] ([TIME[2008-01-16 01:09:16 +09:00]] 版) --- 各助動詞は[[RFC 2119]]の定義。 --- [[小文字]]。 -- [18] [CITE@en[XQuery 1.0 and XPath 2.0 Data Model (XDM)]] --- 各[[助動詞]]は [[RFC 2119]] の定義。 --- [[小文字]]。 - [24] [[HTML]] [CODE(HTMLe)@en[[[strong]]]] [[要素]] ([CODE(HTMLa)@en[[[class]]]] [CODE(HTML)@en[[[keyword]]]]) -- [25] [CITE@en[Evaluation and Report Language (EARL) 1.0 Schema]] --- [[助動詞]]は [[RFC 2119]] の定義。 --- [[小文字]]。 --- [[スタイル・シート]]により[[太字]]・[[斜体]]に。 - [6] [[HTML]] [CODE(HTMLe)@en[[[b]]]] [[要素]] -- [CITE@en[xml:id Version 1.0]] --- 助動詞は [[RFC 2119]] の定義。 --- [[小文字]]。 -- 昔から [[XML]] 系仕様書に多い様式で、 他の定義語などにも [CODE(HTMLe)@en[[[b]]]] が使われています。 - [17] [[HTML]] [CODE(HTMLe)@en[[[a]]]] [[要素]] -- [19] [CITE@en[XQuery 1.0: An XML Query Language]] --- [[助動詞]]は [[RFC 2119]] の定義を参照しつつ、 同じことを仕様書中で再定義しています。 --- [[大文字]]。 --- [CODE(HTMLa)@en[[[href]]]] がその定義を指しています。 -- [20] [CITE@EN[XQuery 1.0 and XPath 2.0 Functions and Operators]] --- [[助動詞]]は独自の定義。 --- [[小文字]]。 --- [CODE(HTMLe)@en[[[a]]]] [[要素]]の先頭と末尾に [Q[[CODE(HTML)@en[]]]] が挿入されています。これは、 この仕様書で定義されている他の[[用語]]の[[参照]]でも同じです。 --- [CODE(HTMLa)@en[[[href]]]] がその定義を指しています。 -- [23] [CITE@en[XQuery Scripting Extension 1.0 Requirements]] --- [[助動詞]]は [[RFC 2119]] の定義。 --- [[小文字]]。 --- [CODE(HTMLa)@en[[[href]]]] が[[参考文献]]として提示されている [[RFC 2119]] の項目を指しています。 - [3] [[XML Spec]] (2.5版以降) [CODE(XMLe)@en[[[rfc2119]]]] [[要素]] -- [[XML 1.1]] などの [[XMLspec]] 版で。 -- [[大文字]]。 - [12] [[文]]全体が [[HTML]] [CODE(HTMLe)@en[[[span]]]] [[要素]] -- [CITE@en[XHTML 2.0 - Conformance Definition]] --- 助動詞は [[RFC 2119]] の定義。 --- [[小文字]]。 --- 助動詞単独では[[マーク付け]]なし。 --- 助動詞が含まれる[[文]]全体が [CODE(HTMLe)@en[[[span]]]] [[要素]]で、 [CODE(example)@en[must]] のような [CODE(HTMLa)@en[[[class]]]] つき。 --- [[スタイル・シート]]により[[文]]全体が[[イタリック]]で[[オレンジ]]色に。 - [10] [[大文字]]で[[マーク付け]]なし -- というのは結構多いです。 -- 最近は陽にマークするのが流行ってきているようですが、 まだよく見かけます。 - [11] [[小文字]]で[[マーク付け]]なし -- 昔から [[W3C]] の仕様書では多いです。 -- この方法を採用する各仕様書は、 [[小文字]]の方が読みやすいからそうしているのだと主張しています。 -- 要求事項であることを明確にし、 かつ強調するという[[大文字]]助動詞の役割を失っていて不便です。 -- 最近は陽にマークするのが流行ってきているようですが、 まだよく見かけます。 [7] [CITE@en[QA Framework: Specification Guidelines]] この [[W3C]] の仕様書のための指針では、 [[RFC 2119]] の助動詞を使用し、それを[[マーク付け]]して明確にすることを勧めています (が具体的な方法には触れず、 >>8 を参照しています)。 [13] 今のところ [[xml2rfc]] ([[RFC 2629]] の言語) で助動詞を[[マーク付け]]する方法はないみたいです。 ([[名無しさん]] [WEAK[2005-11-11 05:20:45 +00:00]]) @@ WHATWG proposes class=ct and anne uses it in CSSOM draft. [22] [CITE@EN[XML Syntax for XQuery 1.0 (XQueryX)]] ([CODE[2007-01-19 07:17:16 +09:00]] 版) [[RFC 2119]] を[[参照]]しつつ再定義 ([[名無しさん]]) [27] [CITE@en[Transforming RFC2629-formatted XML through XSLT]] ([TIME[2007-07-23 05:30:42 +09:00]] 版) ([[名無しさん]]) [[#comment]] * メモ [16] [CITE[XSPF Version 1]] > The key words "MUST", "MUST NOT", "REQUIRED", "SHALL", "SHALL NOT", "SHOULD", "SHOULD NOT", "RECOMMENDED", "MAY", and "OPTIONAL" in this document MUST NOT be interpreted as described in [RFC2119]. In this document these should be interpreted to mean that something shouted is important. XSPF is not a standards track document, it is an ad-hoc project by a group of individuals. Developers may, however, find that [RFC2119] is a useful source anyway. ワロスwwwwwwww ([[名無しさん]] [WEAK[2006-08-21 12:37:11 +00:00]]) [26] [CITE@ja[一歩先のWeb標準 ♯1 | Webデザイナー・クリエイター > アイデアノート | withD]] ([CODE[2007-04-28 11:35:15 +09:00]] 版) [[RFC 2119]] の用語を使っているかのように見えるが、 実のところそうではない。 > 最初の「必須レベル」は、DTD(XHTML™ 1.1 - Second Editionから、XML Schemaという選択肢も加わりました)によって明示的に文法が定義されていますので、プログラムを使った文法の検証(validate)が可能です。 とかかなりあやしいことが書かれている。 ([[名無しさん]] [WEAK[2007-04-28 02:49:23 +00:00]])