[1] [DFN[[[XML]] [RUBY[Base] [[[基底]]]]]] は、 XML における[[基底URI]] に関する仕様書 [WEAK[([[W3C]] [[勧告]])]] です。 この仕様書の規定で最も目を惹くのは [CODE(XML)[[[xml]]:[[base]]]] 属性でしょう。この[[属性]]は、その[[要素]]の基底 URI を特に指定するものです。 もちろん主体はこの属性でしょうが、それ以外にも、 この属性以外の要素と基底 URI との関係を詳しく規定している点が重要といえるでしょう。 * 仕様書 [8] - 最新版 - 第1版 -- 2001年6月27日 [[W3C]][[勧告]] -- 2001年勧告正誤表: [CITE@en[Errata in REC-xmlbase-20010627]] - 第2版 -[CITE@EN[XML Base (Second Edition)]] ([[W3C]] [[勧告]]) -[CITE@EN[Errata in REC-xmlbase-20080128]] ([TIME[2009-01-26 23:27:34 +09:00]] 版) ** 仕様書の構成と、この wiki での関連 WikiPage [2] = 1 Introduction = 2 Terminology = 3 xml:base Attribute ⇒[CODE(XML)[[[xml]]:[[base]]]] == 3.1 URI Reference Encoding and Escaping ⇒[[XML//URI]] = 4 Resolving Relative URIs ⇒[[XML//URI//基底]] == 4.1 Relation to RFC 2396 == 4.2 Granularity of base URI information == 4.3 Matching URIs with base URIs == 4.4 Interpretation of same-document references (第2版で追加) = 5 Conformance -- 「4章の規定に従って基底 URI を決定する[[応用]]は、この仕様に適合する。」 = A References = B References (Non-Normative) = C Impacts on Other Standards (Non-Normative) ⇒>>3- * 歴史 ** 第1版勧告以前 [6] [CITE[XML Base Disposition of Comments]] [7] [CITE[XML Base Disposition of Comments]] ** 第1版正誤表による修正 [9] E01 2002年10月21日 : [Q[文書または外部実体]]を[Q[[[文書実体]]または[[外部実体]]]]に修正。 [10] E02 2003年1月23日 : [[既定属性]]に関する注記を追加: - [[外部マーク宣言]]による[[既定属性]]は[[非検証処理器]]では無視されるかも。 ←元からあった - [CODE(XMLa)@en[[[xml]]:[[base]]]][[属性]]は[[指定]]するか、 または[[内部部分集合]]で[[宣言]]する'''べき'''。 ←元からあった - [[XML Schema]]等[[情報集合]]構築後の[[属性]]追加によって[CODE(InfoProp)[[[基底URI]]]][[特性]]との齟齬が生じる可能性がある。 ←今回追加分 [11] E03 2004年3月2日 : [[妥当]]でない[[URI参照]]が[CODE(XMLa)@en[[[xml]]:[[base]]]][[属性]]を使って与えられた[[要素]]の[[基底URI]]は、 [[応用]]依存。 [12] [CITE[Errata in REC-xmlbase-20010627]] ([[名無しさん]] [WEAK[2006-12-12 07:59:54 +00:00]]) ** 第2版勧告以前 [13] [CITE[XML Base -- Review Version]] ([[名無しさん]] [WEAK[2006-12-12 08:00:12 +00:00]]) [14] [CITE[XML Base (Second Edition)]] ([[名無しさん]] [WEAK[2006-12-21 15:14:02 +00:00]]) [15] [[LEIRI]] 待ちで随分遅れたみたいですね。。。 * XML 基底と他の仕様との関係 [3] [[XML]] 本体仕様は[[システム識別子]]で URI に変換されるものを使っていますが、 その辺の規定は XML 基底によっては影響されません。 (詳しくは [[XML//URI]], [[XML//URI//基底]]を参照。) [[XML情報集合]]では各情報項目の[CODE(XML)[ [基底 URI] ]] (又は[CODE(XML)[ [宣言基底 URI] ]][[特性]]が関係します。 [[XML名前空間]]では基本的に XML 基底の影響は受けません。 詳しくは[[名前空間名]]を参照。 [[XPath]] 1.0, [[XSLT]] 1.0 は XML 基底に対応していません。 特に意識しなければ正しい基底 URI は得られません。 外部実体が絡む場合は絶望的です。 [[XMLSchema]] 第2部の規定する[[データ型]] [CODE(XML)[[[uriReference]]]] は特に XML 基底との関係を述べていません。 [[XLink]] の解釈のためには XML 基底が必要です。 ちなみに XML 基底はもともと XLink の一部として考えられていました。 [[XHTML1]] と XML 基底との関係は規定されていません。 XML 基底とは互換性のない [CODE(HTML)[[[base]]]] 要素型があり、そちらが使われます。 [[XHTML2]] では [CODE(XML)[xml:base]] 属性が採用される予定です。 [[RDF//XML]] では、[INS[調べるべし]] - [4] [[MathML]], [[SMIL]], [[SVG]], [[XQuery]], [[XPath2.0]], ...?