[1] [[Mac OS]] で使われている[[ファイル・システム]] [[HFS Plus]] では、 [[ファイル名]]の表記に [[NFD]] の変種を使っています。 * 仕様書 - [3] [CITE[HFS Plus Volume Format]] - [4] [CITE[UNICODE DECOMPOSITION TABLE]] ([TIME[2011-04-05 22:23:40 +09:00]] 版) * 処理モデル - [5] [[分解]]の表 (>>4) にある[[符号位置]]については、記載の通り置き換えます。 - [7] [[ハングル]]は[[完成型]]ではなく、[[組合型]]に置き換えます。 * Unicode の版 [6] [[Mac OS]] の 8.1 から [[MacOS X]] の 10.2.x までは、 [[Unicode 2.1]] に基づいていました。 [[Mac OS X]] の 10.3 からは、 [[Unicode 3.2]] に基づいています。この両者の[[分解]]には一部差異があり、 >>4 の表にもその違いの記述があります。 [SRC[>>3]] * NFKD との差異 [2] この[[分解]]はおおむね [[NFD]] で使う[[正準分解]]によっているようですが、 [CODE(char)[[[U+2000]]]] から [CODE(char)[[[U+2FFF]]]] にある[[句読点]]や[[記号]]の類は無変換となっています。 これは旧来の [[Mac OS]] の[[符号化方式]]との[[往復変換]]の都合と説明されています [SRC[>>3]]。 >>1 句読点や[[CJK互換漢字]]に例外があります。また [CODE(char)[[[U+F900]]]] から [CODE(char)[[[U+FAFF]]]] にある[[CJK互換漢字]]についても無変換となっています。 * メモ [8] 他の[[ファイル・システム]]の類では[[正規化]]を行わなかったり、 [[NFC]] を採用していたりするため、[[ファイル名]]レベルでの互換性が無く、 不便であると非難されることがあります。