#?SuikaWiki/0.9 * 単純連結 (XLink) [4] > [DFN[[RUBYB[単純連結] [simple link]]]]は、 一つの[[局所資源]]と一つの[[遠隔資源]]の二つの[[資源]]に関連付けられた、 前者から後者へ向かう[[弧]]を持つ[[連結]]である。 従って、単純連結は常に[[外向き]]である。 と定義されているように、 [[XLink]] において[DFN[単純連結]]は、 [[HTML]] 以来の基本的な連結の機能だけを取出したものです。 [[拡張連結]]とは異なり、常に「ここ」から遠隔資源への一対一関係を扱います。 当然、単純連結は拡張連結に書換えることができますが、 その逆は一般には不可能です。 拡張連結は豊富な機能性を提供していますが、 常にそのすべての機能が必要なわけではありません。 単純連結が提供する程度の機能でも十分な場面は決して少なくはありません。 (HTML が十年間使われ続けてきたのが何よりの証拠です。) 拡張連結に比べると単純連結は、分かりやすさでも実装のしやすさでも遥かに簡単です。 [5] 単純連結は、 [CODE(XML)[[[simple]]]] 型要素を使ってマークします。 [[#comment]] * 属性値 xlink:type="simple", simple 型要素 (XLink) [1] [CODE(XMLa)[[VAR[xlink:]][[type]]]] 属性の値 [DFN[[CODE(XML)[simple]]]] は、 その要素が [[XLink]] [DFN[[CODE(XML)[simple]] 型要素]]であることを表します。 仕様書: [2] [CODE(XML)[simple]] 型要素は、[[単純連結]]のために使用します。 [CODE(XML)[simple]] 型要素の[[内容]]は、 [[開始資源]]である[[局所資源]]です (XLink 的には不透明)。 どんな内容でも (空でも) '''構いません'''。 ([[拡張連結]]では [CODE(XML)[[[resource]]]] 型要素の内容に相当します。) 属性としては、 [CODE(XML)[[[extended]]]] 型要素、 [CODE(XML)[[[locator]]]] 型要素、 [CODE(XML)[[[arc]]]] 型要素に指定できるものが次の表の通り使えます。 ,[CODE(XMLa)[[VAR[xlink:]][[actuate]]]] , , , ,[CODE(XMLa)[[VAR[xlink:]][[arcrole]]]] , , ,弧の特性 ,[CODE(XMLa)[[VAR[xlink:]][[href]]]] ,[[IRI参照]] ,(なし) ,終了資源の番地 ,[CODE(XMLa)[[VAR[xlink:]][[role]]]] , , ,終了資源の特性 ,[CODE(XMLa)[[VAR[xlink:]][[show]]]] , , , ,[CODE(XMLa)[[VAR[xlink:]][[title]]]] , , ,終了資源の人間可読説明 ,[CODE(XMLa)[[VAR[xlink:]][[type]]]] ,[CODE(XML)[simple]] ,== ,XLink 要素型 [CODE(XMLa)[[VAR[xlink:]]href]] 属性はなくても構いません。 その場合は[[探索]]できないことになります。 このように、 [CODE(XML)[simple]] 型要素は、 [CODE(XML)[extended]], [CODE(XML)[resource]], [CODE(XML)[locator]], [CODE(XML)[arc]] 各要素型の機能を濃縮したものとなっています。 [3] [[Firefox]] は[[単純連結]]に (だけ) 対応しています。 [[Firefox]] は [[Webブラウザ]]で唯一 [[XLink]] に一般的に対応していますが、削除が検討されているそうです。 [[Safari]] や [[Opera]] は [[SVG]] の一部としてのみ実装しています。 [[#comment]] * メモ