[2] [DFN[[[CSS2]]]] ([DFN[[[Cascading Style Sheets, Level 2]]]]) は、[[スタイル・シート言語]]
[[CSS]] の2つ目の[[水準]]です。
* 仕様書
[8] [[CSS2]] は [[CSS 2.1]] 仕様書により定義されています。
;; [3] [[CSS2]] 最新版:
;; [7] 以前は [[CSS2]] 仕様書により定義されていました。 [[CSS2]] 仕様書については、
[[CSS 2.0]] の項をご覧ください。
* 定義
[12]
> [[CSS 2.1]] 仕様書が [DFN[CSS [RUBYB[水準]@en[Level]] 2]] を定義し、
[[CSS Style Attributes]] 仕様書がこれを[[要素]]毎の [CODE(HTMLa)@en[[[style]]]] [[属性]]に含める方法を定義しています。
[SRC[>>10, >>9]]
* CSS 2 と CSS 2.1
[13] [[CSS2]] が [[W3C]] [[勧告]]となった後、数年間は[[正誤表]]が管理されていましたが、
長大になってきたこともあって [[CSS 2.1]] の策定が開始されました。 [[CSS2]]
の[[正誤表]]の管理は [[CSS 2.1]] の完成をまたずに2007年までに放棄されています。
[14] [[CSS2]] 当時の [[W3C Process]] における[[勧告]]は、仕様の安定性という観点からすると現在の
[[W3C Process]] における [[CR]] 相当であり、公式には [[CSS2]] が正式な[[勧告]]であるとはいえ、
実際には [[CSS 2.1]] が [[CR]] になる以前は[[正誤表]]相当 (= 改訂案)、 [[CR]]
になってからは [[CSS2]] を廃止するもの [SRC[>>10, >>9]] と捉えるべきであると [[CSS WG]]
は表明していました。
[15] [[CSS2]] と [[CSS 2.1]] では、定義が厳密になったり実装にあわせたり修正したりされた他に、
実装されていない機能が大量に削除されたり、共通に実装されている機能が若干新たに追加されたりしています。
削除された機能については、引き続き [[CR]] 段階にあると考えるべきと [[CSS WG]]
は表明しています [SRC[>>10, >>9]]。その場合、当該機能が [[CSS3]] に含まれれば、
そちらが [[CR]] に達した時点で [[CSS2]] にあった定義を廃止することになります [SRC[>>10, >>9]]。
* 歴史
** CSS2007 と CSS2010
- [10] [CITE@en[Cascading Style Sheets (CSS) Snapshot 2007]] ([TIME[2011-05-12 23:25:26 +09:00]] 版)
- [9] [CITE@en[Cascading Style Sheets (CSS) Snapshot 2010]] ([TIME[2011-05-12 23:24:12 +09:00]] 版)
[11]
2007年末頃から作業が始まり、2011年5月にようやく [[WG Note]] として出版された
[[CSS 2007]] と [[CSS 2010]] は、 [[CSS 2.0]] 仕様書は実質的に廃止されており、
[[CSS 2.1]] 仕様書が [[CSS2]] を規定する、とのそれまでの [[CSS WG]] の見解を改めて明記しています。
* メモ
[1]
[CODE[2]] は[[水準]]であって、[[版]]ではない。