[1] 本稿では [[Web]] の世界の[[バズワード]]を紹介します。
* DHTML
[2] '''[[DHTML]]''' ('''[[ダイナミックHTML]]''') は [[JavaScript]]、[[CSS]]、[[CDF]]/[[RSS]]
といった技術の集合体です。1990年代の末期にバージョン4世代の[[ブラウザー戦争]]を盛り上げました。
これらの技術によってそれまで以上にクライアント側の表現能力が向上しました。
[5] なお、名前にある「[[HTML]]」は実際にはデータの container でしかなく、むしろ [[JS]]/[[DOM]]
や [[CSS]] が本質的な内容でした。
* Web 2.0
[10] '''[[Web 2.0]]''' は[[ブログ]]や [[RSS]] をはじめとした[[Webアプリケーション]]の形態や関連する技術の集合体です。
2000年代の初め頃から中頃にかけて流行し、サーバー側[[Webアプリケーション]]の技術と文化の発展につながりました。
* Ajax
[3] '''[[Ajax]]''' は [[XHR]] をはじめとしたサーバー・クライアント間の非同期通信を核にした技術の集合体です。
2000年代の半ばに流行し、停滞していたクライアント側[[Webアプリケーション]]の技法が著しく発展しました。
[6] なお、「[[Ajax]]」の「x」は [[XML]] の意味でしたが、次第にデータ形式は [[XML]]
から [[JSON]] に置き換わっていきました。
* HTML5
[4] '''[[HTML5]]''' は [[HTML]]、[[DOM]]、[[CSS]] をはじめとした [[Web]] 関連技術の新機能の集合体です。
2000年代の終わりから2010年代の初頭にかけて流行中で、[[デスクトップ]]と[[スマートフォン]]にまたがって第2次[[ブラウザー戦争]]を盛り上げています。
[7] なお、「[[HTML5]]」ははじめは [[HTML]] の第5版の意味でしたが、次第に [[CSS]] や [[SVG]] や [[DOM]]
などあらゆる [[Web]] 関連技術を含むように拡大していきました。
* 惜しいもの
[8] '''[[HTML3]]''' は、1990年代の中頃、バージョン3世代の[[ブラウザー戦争]]の頃に色々な [[Web]]
関連技術の総称として使われていました。
[9] '''[[XHTML]]''' は、2000年代の初め頃から中頃、 [[CSS]] とセットで新しい時代の好ましい authoring practice
として宣伝されましたが、他のバズワードほどは成功しませんでした。