[2] 最初に [[W3C]] [[勧告]]となった [[RDFa]] を、 [[RDFa 1.1]] と区別するため
[DFN[[[RDFa 1.0]]]] と呼びます。
[159] [[RDFa 1.0]] は [[Semantic Web Deployment Working Group]] と [[XHTML2 WG]]
の [[RDF in XHTML Task Force]] により開発されました。
* 仕様書
[REFS[
- [156] [CITE@en[RDFa in XHTML: Syntax and Processing]] ([TIME[2008-10-14 00:17:32 +09:00]] 版)
- [157] [CITE@en[Errata in REC-rdfa-syntax-20081014]] ([TIME[2009-11-20 02:36:10 +09:00]] 版)
- [158] [CITE[RDFa Implementation Report]] ([TIME[2010-02-05 02:33:42 +09:00]] 版)
]REFS]
* 属性
[143] [[RDFa]] 関係の[[属性]]は次の通りです。
- [CODE(HTMLa)@en[[[rel]]]] ([[RDFa]] で拡張)
- [CODE(HTMLa)@en[[[rev]]]] ([[RDFa]] で拡張)
- [CODE(HTMLa)@en[[[content]]]] ([[RDFa]] で拡張)
- [CODE(HTMLa)@en[[[href]]]] ([[RDFa]] で拡張)
- [CODE(HTMLa)@en[[[src]]]] ([[RDFa]] で拡張)
- [CODE(HTMLa)@en[[[about]]]] (新規)
- [CODE(HTMLa)@en[[[property]]]] (新規)
- [CODE(HTMLa)@en[[[resource]]]] (新規)
- [CODE(HTMLa)@en[[[datatype]]]] (新規)
- [CODE(HTMLa)@en[[[typeof]]]] (新規、古い案では一時 [CODE(HTMLa)@en[[[instanceof]]]])
[154] これらは[DFN[[[メタ情報属性集成]]]]として[[共通属性]]に含まれていました。
[[RDFa]] 仕様書で規定された[DFN[[[メタ情報属性モジュール]]]]で定義されていました。
;; [CITE@en[RDFa in XHTML: Syntax and Processing]] ([TIME[2008-10-14 00:17:32 +09:00]] 版)
[144] [CODE(HTMLe)@en[[[link]]]] [[要素]]や [CODE(HTMLe)@en[[[meta]]]]
[[要素]]の用法を拡張する提案が盛り込まれたこともありましたが、後に削除されています。
[146] また、一時は [CODE(HTMLa)@en[[[href]]]] [[属性値]]に (後の) [[安全CURIE]]
を認めるなど前衛的な仕様案となっていましたが、最終的には元の [[URI]]
に落ちついています。
* 処理モデル
** 大原則
[147]
[[文書]]オブジェクトから出発し、[[要素]]を[[文書順]]に探索します。
各[[要素]]にそれぞれ処理規則を適用していきます。
[SRC[5.1]]
[148]
[[処理器]]は [[RDFa]] 仕様書の[[処理モデル]]以外の[[三項組]]を生成しても構いませんが、
[[既定グラフ]]にそれが現れては[['''なりません''']]。
[SRC[5.1]]
** 評価文脈
[149]
[DFN[[RUBYB[[[評価文脈]]]@en[evaluation context]]]]は処理中の文脈情報で、初期値は次の通りです [SRC[5.2]]。
- [RUBYB[[[基底]]]@en[base]]: [[文書]]の[[基底URL]]
- [RUBYB[[[親主語]]][parent subject]]: [[基底]]と同じ
- [RUBYB[[[親目的語]]][parent object]]: ?
- [[URI[RUBYB[写像][mappings]]]]: ?
- [RUBYB[[[不完全三項組]]]@en[incomplete triple]]のリスト: ?
- [RUBYB[言語]@en[language]]: なし
** メモ
[150] 処理モデルをまとめようと思ったもののやめました。 [[RDFa]]
仕様書の[[処理モデル]]の章は非常に読みにくい。わからせる気があるのでしょうか。
(「処理モデル」という語の意味を理解しているかさえ疑わしいです。)
* XHTML+RDFa 1.0
[153]
[[XHTML 1.1]] と [[RDFa]] を組み合わせた[[文書型]]が [DFN[XHTML+RDFa 1.0]]
として [[RDFa]] [[勧告]]内で規定されていました。
;; [CITE@en[RDFa in XHTML: Syntax and Processing]] ([TIME[2008-10-14 00:17:32 +09:00]] 版)
* RDFa 1.0 勧告のおかしな点
[106] [[XHTML2 WG]] の仕様書は昔から低クオリティーなので、
一々おかしな点を挙げてもきりがないのですが・・・。
** 参考文献
[107] なぜか [[XML 1.0 3e]] とか [[XML名前空間 1.0 1e]] とか、
古いものばかり引用しています。
** URI
[108] [[RDF]] の [[RDF URI参照]]、[[XHTML]] の [[URI]] 型
([[XHTML m12n 1.1]] によれば [[anyURI]])、 [[CURIE]] の [[RFC 3987]]
[[IRI参照]] と色々 [[URI]] 的なものの定義が微妙にそれぞれ食い違っているわけですが、
その辺、何も説明がありません。
;; 説明をしろという方が無茶かもしれませんがw
** HTML semantics の無視
[151] [[RDF]] 的[[意味]]が記述さえできれば [[HTML]] 的[[意味]]はどうでもいいのでしょうか。
[CITE@en[RDFa in XHTML: Syntax and Processing]] ([TIME[2008-10-14 00:17:32 +09:00]] 版)
に
[PRE(HTML example code)[
]PRE]
などという例が示されていますが、中間の [CODE(HTMLe)@en[[[div]]]]
[[要素]]は [CODE(HTMLa)@en[[[rel]]]] [[属性]]によって[[述語]]を記述するためだけの目的で挿入されています。
これでは [[CSS]] のためだけに [CODE(HTMLe)@en[[[div]]]] を濫用する [[div厨]]と変わらないではありませんか。
* 歴史
[155] [[RDFa]] の項を参照。
* メモ
[1] [CITE[Unique URIs for File Formats]]
( ([TIME[2011-10-19 17:29:48 +09:00]] 版))