[2] [[CSS]] の[[キーワード]] [DFN[[CODE(CSS)@en['[[currentColor]]']]]] は、 その[[要素]]の[[色]] ([CODE(CSS)@en['[[color]]']] [[特性]]の値) を表します。 * 仕様書 - [1] [CITE@en[CSS Color Module Level 3]] ([TIME[2011-06-07 21:54:38 +09:00]] 版) * 意味 [6] [CODE(CSS)@en['[[currentColor]]']] は、 [CODE(CSS)@en['[[color]]']] [[特性]]の値を表します [SRC[>>1]]。 * 算出値 [7] [CODE(CSS)@en['[[currentColor]]']] の[[算出値]]は、 [CODE(CSS)@en['[[color]]']] [[特性]]の[[算出値]]です [SRC[>>1]]。 * [CODE(CSS)@en['color']] における扱い [8] [CODE(CSS)@en['[[color]]: [[currentColor]]']] は [CODE(CSS)@en['[[color]]: [[inherit]]']] として扱います [SRC[>>1]]。 [9] [[PR]] 直前の [[WD]] までは [[構文解析]]の時点で置き換えられると明記されていましたが、なぜか次の [[PR]] では削られています。 [23] [CITE@en[Re: '''['''css3-color''']''' currentColor parsing issues]] ([[L. David Baron]] 著, [TIME[2008-07-26 02:17:13 +09:00]] 版) これによると、 [[CSSOM]] には [CODE(CSS)@en['[[currentColor]]']] のまま現れるべきであり[[構文解析]]時に置き換えるというのは正しくないようです。 * 歴史 ** 前史 [3] [[CSS1]] と [[CSS2]] では [CODE(CSS)@en['[[border-color]]']] [[特性]]の[[初期値]]を 「[CODE(CSS)@en['[[color]]']] [[特性値]]」と文章で説明していました。 [SRC[>>1]] ** SVG [4] [[SVG 1.0]] で [CODE(CSS)@en['[[fill]]']], [CODE(CSS)@en['[[stroke]]']], [CODE(CSS)@en['[[stop-color]]']], [CODE(CSS)@en['[[flood-color]]']], [CODE(CSS)@en['[[lighting-color]]']] で使える値として [CODE(CSS)@en['[[currentColor]]']] が導入されました。 [SRC[>>1]] ** CSS3 [5] [[CSS3]] で [CODE(CSS)@en['[[currentColor]]']] は [CODE(CSS)@en[[[]]]] が使える場所すべてで使えるように拡張されました。 [SRC[>>1]] * 実装 [22] 2003年の [[CSS 3]] [[色]][[モジュール]] [[CR]] によれば [CODE(CSS)@en[[[currentColor]]]] が [CODE(CSS)@en[[[color]]]] に指定されたら[[構文解析]]の時点で [CODE(CSS)@en[[[inherit]]]] に置き換えなければなりませんが、 [[Firefox]] 2 はそれをせず、なぜか[[黒]][[色]] ([[初期値]]?) で[[レンダリング]]します。 [CODE(CSS)@en[[[background-color]]]] など他の特性では正常なようです。 * メモ [24] [[SVG]] 由来のため、 [[CSS]] なのに [[camelCase]] になっているようです。