[9] [[DNS]] において (主として) [[ASCII]] [[文字]]によって構成される[[ラベル]]を [DFN[ASCII [RUBYB[ラベル]@en[label]]]]といいます。 ;; [8] もともと [[DNS]] の[[ラベル]]は [[ASCIIラベル]]と[[間接ラベル]]の2種類でしたが、 その後[[バイナリー・ラベル]]が追加されています。 [1] また[[国際化ラベル]]に対して、旧来の [[ASCII文字]]のみの[[ラベル]]を[DFN[ASCII[RUBYB[ラベル]@en[label]]]]といいます。 [2] >>1 の意味においては、 [[国際化ラベル]]の逆で[DFN[[RUBYB[非国際化ラベル]@en[non-internationalized label]]]]と呼ばれることもあります。 * 仕様書 [REFS[ - [7] [CITE@en[RFC 4343 - Domain Name System (DNS) Case Insensitivity Clarification]] ([TIME[2011-11-20 10:36:04 +09:00]] 版) - [5] [CITE@en[RFC 5890 - Internationalized Domain Names for Applications (IDNA): Definitions and Document Framework]] ]REFS] * 大文字と小文字 [10] [[ASCIiラベル]]での[[大文字]]と[[小文字]]の扱いは [[RFC 4343]] で明確化されています。 - [11] [[ASCIIラベル]]の[[比較]]は、[[ASCII大文字・小文字不区別]]です。 -- [14] [[8ビット]]の[[バイト]]をすべて使うことができますが、 [[ASCII]] の範囲外はそのままとして比較します。 - [12] [[マスター・ファイル]]等々からの入出力においては、[[大文字]]と[[小文字]]の違いを保持します。 -- [13] しかしながら、[[間接ラベル]]によって[[大文字]]と[[小文字]]だけが異なる別の[[ラベル]]を参照することがあり、 この場合[[大文字]]と[[小文字]]の違いを保持しなくて構いません。 -- [18] 変更などがあった場合、元々の[[大文字]]と[[小文字]]の組み合わせを採用するか、新しいものを採用するかなどは実装に任されています。 - [15] [[間接ラベル]]を用いる場合にあっては、その参照を解いた結果の [[ASCIIラベル]]について[[大文字]]と[[小文字]]を区別しません。 - [16] [[ASCIIラベル]]以外の[[ラベル]]にはこの規則は適用されません。 - [17] [CODE@en[[[CLASS]]]] は[[大文字]]と[[小文字]]の違いと直交しており、 [CODE@en[[[IN]]]] であるか否かに関わらず [[ASCII大文字・小文字不区別]]です。 * 関連 [3] [[ASCIIラベル]]のうち、[[ACE接頭辞]]から始まり、[[国際化ラベル]]を表しているものを特に [[ACEラベル]]といいます。 [4] [[ACEラベル]]である [[ASCIIラベル]]から元の[[国際化ラベル]]へは [[ToUnicode]] [[演算]]により変換できます。 * メモ [6] この語は [[IDNA2003]] でも [[IDNA2008]] でも定義なしで使われています。