[1] [DFN[[RUBYB[互換性大文字・小文字不区別]@en[compatibility caseless]]]]で[[文字列]]を[[比較]]するとは、 [[Unicode]] の規定する[[互換性大文字・小文字不区別一致]]演算を[[文字列]]に適用することをいいます [SRC[[[Web Applications 1.0]]]]。 * 仕様書 - [2] [[Web Applications 1.0]] -- * 応用 [3] [[HTML]] で[[互換性大文字・小文字不区別]]な比較が使われるのは、 - [CODE(HTMLa)@en[[[usemap]]]] [[属性]]と [CODE(HTMLe)@en[[[map]]]] [[要素]]の [CODE(HTMLa)@en[[[name]]]] [[属性]]との比較 - [CODE(HTML)@en[[[]]]] な[[フォーム制御子]]でひとまとまりとして扱うべき対象の特定のための [CODE(HTMLa)@en[[[name]]]] [[属性]]の比較 の2箇所だけで、他はすべて[[ASCII大文字・小文字比較]]を使っています。 [4] この2箇所でだけ[[互換性大文字・小文字不区別]]が使われているのは、既存の実装および[[文書]]との互換性を保つために必要と判断されたからです。ただし、[[WinIE]] 等の既存の実装による[[大文字]]と[[小文字]]の同一視は必ずしも[[互換性大文字・小文字不区別]]と一緒ではありません。 ただ、新たに [[WinIE]] の挙動をリバースエンジニアリングして新しい仕様を作る必要が認められるほどには互換性の問題は深刻ではなく、[[Unicode]] が規定する一致演算で十分としているようです。