[4] [DFN[[CODE(CSS)@en[[[::first-letter]]]]]] [[擬似要素]]は[[要素]]の最初の [[letter]] を表します。 これは [[initial caps]] ([[drop caps]]) を実現するのに便利です。 [SRC[>>5]] * 仕様書 [REFS[ - [5] [CITE@en[Selectors Level 3]] ([TIME[2011-09-29 22:16:17 +09:00]] 版) ]REFS] * 最初の letter [9] 「最初の [[letter]]」でいう [[letter]] には[RUBYB[[[数字]]]@en[digit]] も含まれます。 [SRC[>>5]] [6] [[要素]]の最初が[[画像]]や[[行内表]]など[[文字]]以外の[[内容]]なら、「最初の [[letter]]」 はありません。 [SRC[>>5]] [7] 最初の [[letter]] の前後に[RUBYB[[[句読点]]]@en[punctuation]] ([[Ps]], [[Pe]], [[Pi]], [[Pf]], [[Po]] の[[文字]]) があるなら、これも含める[['''べきです''']]。 [SRC[>>5]] [8] 最初の [[letter]] の前の[[引用符]]も含める[['''べきです''']]。 [SRC[>>5]] [10] [[結合文字]]や[[言語]]ごとの規則などにより、句読点でない最初の[[文字]]の後に来る文字も含めるべきであることもあります。 「最初の [[letter]]」には少なくても [[default grapheme cluster]] [SRC[[[UAX #29]]]] を含めるべきであり、 必要なら更に後まで含めても構いません。 [SRC[>>5]] [EG[ [11] 例えば[[ドイツ語]]では[[要素]]のはじめが「ij」ならこの2文字を共に「最初の [[letter]]」 として扱うべきです。 [SRC[>>5]] ]EG] [12] 「最初の [[letter]]」が他の[[要素]]にまたがる場合には一方または両方の[[要素]]から [CODE(CSS)@en[[[::first-letter]]]] [[擬似要素]]を作成しても構いませんし、[[擬似要素]]を作成しなくても構いません。 [SRC[>>5]] [EG[ [13] 例えば [PRE(HTML example code)[

'T... ]PRE] ... は「'T」が [CODE(CSS)@en[[[::first-element]]]] に含まれるべきところですが、[[子要素]]にまたがっているので、 どちらか1文字だけ、2文字とも、あるいは[[擬似要素]]なしのいずれかを[[利用者エージェント]]は選ぶことができます。 [SRC[>>5]] ]EG] [14] 最初の [[letter]] が ([[bidi]] などの理由で) [[行]]の先頭に来ない時も、 [[擬似要素]]を作らなくても構いません。 [SRC[>>5]] * メモ [1] [CITE[hail2u.net - Weblog - :first-letter擬似要素と各擬似クラス絡みのInternet Explorer 6のバグ]] ([[名無しさん]] [WEAK[2006-08-23 00:10:27 +00:00]]) [2] [CITE@ja[TextノードをDOMツリーから取り除いたとき、first-letter擬似要素内の文字として扱われている文字だけ残る]] ([CODE[2007-03-08 17:44:44 +09:00]] 版) ([[名無しさん]] [WEAK[2007-03-08 11:36:59 +00:00]]) [3] [CITE@ja[IEでfirst-letter疑似要素のセレクタが変:メモランダム]] ([TIME[2007-04-03 04:17:47 +09:00]] 版)