[1] [DFN[[RUBYB[公式公開識別子][Formal public identifier]]]]とは、 [[JIS X 4151]]‐1992 ([[ISO 8879]]:1988) の[Q[規定に従い構成された[[公開識別子]]]]です。 [2] JIS X 4151‐1992 では[Q[[[公''的''公開識別子]]]]と呼んでいましたが、 JIS X 4151 [[TC]] 2 ([[Web SGML]]) や [[JIS X 4172]]:1998 では[Q[公''式''公開識別子]]と改訳しています。 また、頭文字を取って [Q[[[FPI]]]] と呼ばれることもよくあります。 [3] JIS X 4172:1998 では[[所有者識別子]]についてを扱っていますが、 それに関連する語句を次のような木構造にまとめています。 (JIS X 4151 の語とは必ずしも一致しませんが、おおよその対応を等号以下に補いました。) -[[公開テキスト]] = [[公開文]] -[[公開識別子]] --[[SGML公式公開識別子]] = [[公的公開識別子]] ---[[構造化名公開識別子]] ----[[所有者名]] = [[所有者識別子]] -----[[登録済み所有者名]] = [[登録所有者識別子]] + [[ISO所有者識別名]] ------[[登録済み所有者接頭部]] -------[[ISBN接頭部]] -------[[ISO 2375接頭部]] ------[[命名主体]] -------[[ISO認定組織主体]] -------[[ISO会員団体主体]] -------[[ISO登録主体]] -------[[ISO出版物主体]] --------[[ISO共同出版社主体]] -----[[未登録所有者名]] ----[[オブジェクト名]] [4] [[XHTML m12n]] は同仕様に[[適合]]する[[文書型]]や[[モジュール]]の[[公式公開識別子]]の書式を定めています。 ([[XHTMLの公式公開識別子]]の項を参照。) * [CODE[FPI]] 属性型 (XHTML 1) [2] [[XHTML m12n]] [[抽象モジュール]]定義の[[属性型]] [DFN[[CODE[FPI]]]] は、 [[SGML]] の[[公式公開識別子]]を表します。 ** 仕様書 [REFS[ - [4] [[XHTML m12n]] --[CSECTION[4.3. Attribute Types]] ]REFS] ** メモ [3] ここでいう [Q[SGML]] とは [[XML]] なのだから [[Web SGML]] だろうと思いきや、引用規格として参照されているのは[[素のSGML]] だったりします [SRC[XHTML m12n G.1]]。 * 関連 [5] [[XML]] では[[公開識別子]]について使える[[文字]]以上の制約はなく、[[公式公開識別子]]を使うこともできますが、 そうでなくても何ら問題ありません。とはいえ [[XML]] でも敢えて[[公開識別子]]を使うような人達は [[SGML]] 時代から [[DTD]] を使ってきたことが多いので、 [[XML]] の[[公開識別子]]も大抵は[[公式公開識別子]]となっています。