[1] :[[名前]]:[CODE(charname)@en[[[DESIGNATE OTHER CODING SYSTEM]]]] :[[日本語通用名称]]:[CODE(jcharname)[[[他の符号化システムの指示]]]] :[[略号]]:[CODE(charname)@en[[[DOCS]]]] :[[符号化表現]]:[CODE(char)@en[[CODE(charname)@en[[[ESC]]]] 02/05 *[VAR[[[I]]]] [VAR[[[F]]]]]] [2] 仕様書: - [[JIS X 0202]]:1998 -- [CSECTION[15.4 他の符号化システムの指示 (DOCS)]] [3] [CODE(charname)@en[[[DOCS]]]] は [[ISO/IEC 2022]] 以外の[[符号化システム]]を[[指示]]し、同時に[[呼出]]すことができます。 他の[[符号化システム]]は[[文字符号]]以外のものも構いません。 [SRC[[[JIS X 0202]]:1998 15.4.1]] [4] [[ISO/IEC 2022]] を使用する場面によっては、 使用する[[符号化システム]]を指定する方法が別途用意されているかもしれません。 また、 [[ISO/IEC 2022]] にも [[ISO/IEC 2022]] [[符号化データ要素]]列の終わりを示す [CODE(charname)@en[[[CMD]]]] という[[制御機能]]があります。 このようなものを使用して [[ISO/IEC 2022]] とそれ以外を区別できる環境では、それを使って構いません。 特別そのような方法が用意されていない場合は、 [CODE(charname)@en[[[DOCS]]]] を使って[[符号化システム]]を切換えることにしても構いません。 [5] '''終端バイト''': [[符号化システム]]は (必要なら[[中間バイト]]と) [[終端バイト]]で識別されます。 [[終端バイト]] [[Ft]] は [[ISO-IR]] に登録されます。 [6] '''ISO/IEC 2022 の終端バイト''': [[中間バイト]]なし、[[終端バイト]] [CODE(char)[04/00]] (つまり [CODE(char)@en[[CODE(charname)@en[[[ESC]]]] 02/05 04/00]]) は [[ISO/IEC 2022]] の[[符号化システム]]を[[指示]]します。 他の[[符号化システム]]を使用中にこの[[エスケープ・シーケンス]]を使うと、 [[ISO/IEC 2022]] が[[指示]]され、前に [[ISO/IEC 2022]] から他の[[符号化システム]]を[[呼出]]した時点の状態に復帰します。 前の状態とは、[[告知]]機能 ([CODE(charname)@en[[[ACS]]]]) により設定した状態と[[符号化図形文字集合]]と[[符号化制御機能集合]]の[[指示]]・[[呼出]]しの状態を指します。 [[現在位置]]などがどうなるかは [[ISO/IEC 2022]] の範囲外とされています。 [SRC[[[JIS X 0202]]:1998 15.4.2]] この[[エスケープ・シーケンス]]は [[ISO-IR]] の登録の範囲外になっているようです。 [7] '''標準復帰''': 第2[[中間バイト]]が [CODE(char)[02/15]] かどうかにより、 >>6 が使用できるか区別されます。 [CODE(char)[02/15]] でない [CODE(charname)@en[[[DOCS]]]] で他の[[符号化システム]]を[[呼出]]すと、 [[ISO/IEC 2022]] に復帰するために >>6 を使用できます。 [CODE(char)[02/15]] な [CODE(charname)@en[[[DOCS]]]] を使う他の[[符号化システム]]は、 [[ISO/IEC 2022]] に復帰するために >>6 を使用しません。 (別の方法で復帰できるかもしれませんし、できないかもしれません。) 復帰できたとしても [[ISO/IEC 2022]] の状態 ([[告知]]、[[指示]]、[[呼出]]し) は不定とされています。 [SRC[[[JIS X 0202]]:1998 15.4.2]] [8] [[ISO/IEC 2022]] [[符号化システム]]に復帰するためには >>6 を使うことが望ましいとされています。 [SRC[[[JIS X 0202]]:1998 15.4.1]]