[1] > この[[文書]]では、[DFN[[RUBYB[ドメイン]@en[domain]][RUBY[名][めい]@en[name]][RUBYB[スロット]@en[slot]]]]は、 [[ドメイン名]]を伝播すると陽に指定された[[プロトコル要素]]、 [[関数]]の[[引数]]、[[返し値]]、その他と定義します。 [[ドメイン名スロット]]の例: [[DNS]] [[照会]]の [CODE@en[[[QNAME]]]] [[欄]]、 [CODE@en[[[gethostbyname]]()]] [[ライブラリ関数]]の [CODE@en[[VAR[[[name]]]]]] [[引数]]、 [[電子メイル]]・[[メッセージ]][[頭部]]の [CODE(822)@en[[[From]]:]] [[欄]]の[[電子メイル・アドレス]]の[[単価記号]] ([CODE(char)[[[@]]]]) に続く部分、 [[HTML]] [CODE(HTMLe)@en[[[img]]]] [[タグ]]の [CODE(HTMLa)@en[[[src]]]] [[属性]]の [[URI]] の [CODE@en[[[host]]]] 部分。 [[ドメイン名]]をたまたま含む普通の文章は[[ドメイン名スロット]]ではありません。 例えば、[[電子メイル・メッセージ]]の[[平文]][[本体]]に含まれる[[ドメイン名]]は、 [[ドメイン名スロット]]に現れたものではありません。 * 仕様書 - [2] [CITE@en[RFC 3490 - Internationalizing Domain Names in Applications (IDNA)]] * 処理モデル ** IDN 未対応ドメイン名スロットで利用する [23] [[ドメイン名]]が[[IDN未対応ドメイン名スロット]]に入れられる時には、 [[ASCII文字]]のみを含まなければ[['''なりません''']]。そのために、 [[IDN]] と等価な [[ASCII文字]]のみの[[ドメイン名]]を、 - [[各ラベル]]に対して [[ToASCII]] [[演算]]を適用する - [[ラベル分離子]]である[[点]]をすべて [CODE(char)[[[U+002E]]]] [CODE(charname)@en[[[FULL STOP]]]] にする ... 必要があります [SRC[>>17]]。 ** ドメイン名スロットから取り出す [24] [[ドメイン名スロット]]で[[ACEラベル]]が用いられている場合には、次のようにします [SRC[>>17]]。 - 非 [[ACE]] 形を扱えると分かっている時は、明示的に [[ACE]] 形を要求された場合を除き、[[ACEラベル]]を隠す[['''べき''']]です。 - 非 [[ACE]] 形を扱えるかわからないときは、非 [[ACE]] 形のままとしても[['''構いません''']]し、 [[ACE]] 形にしても[['''構いません''']]。 -- 非 [[ACE]] 形のままだと正常に処理されないかもしれません。 -- [[ACE]] 形にすると[[利用者]]には変に見えるかもしれません。 [[IDN]] から [[ACEラベル]]を含まない[[等価]]な[[ドメイン名]]へは、[[各ラベル]]に [[ToUnicode]] [[演算]]を適用することで変換できます。 [SRC[>>17]] >>18 もまた適用される場合においては、 >>18 が優先されます [SRC[>>17]]。 * 関連 [3] [[ドメイン名スロット]]には、[[IDN対応ドメイン名スロット]]と[[IDN未対応ドメイン名スロット]]があります。