結果及び考察

ベンゼンからアニリンまでの反応では、精製過程で物質の多くが失われ、非常に低い収率となってしまった。
純度を高めていく過程で
どうしても目的の物質は失ってしまうのだが、実験にかける時間回数手際のよさに気をつければ、もっとよい結果になったと思う。
アニリンからスルファニル酸の過程では、硫酸と
反応させすぎて危うく異臭騒ぎになるところだったし、かなり恐い思いもした。
でも、残してあった半分の方は非常にうまくいって、
上の失敗を考慮すれば結果は上々であったと考えられる。
最後に、カップリングによるオレンジⅠ,Ⅱの合成では、代わりの物質を使わざるを得なかった1回目に、できあがった染料が
乾燥時に焦げたこともあったけど、2回目の挑戦では差し障りなく、それぞれの染料を合成することに成功した。
大小様々な失敗もしてきたけれど、とても
興味深く面白く好奇心をそそる実験を体験することができて嬉しく思います。