#?SuikaWiki/0.9 [1] ([[名無しさん]] [WEAK[2004-03-16 02:49:29 +00:00]]) [2] [DFN[標準化過程]]は、 ([[IETF]] についてでは) [DFN[Standard Track]] の訳語です。 標準化過程 RFC (最初の頁にそう書いてある。) は、 IETF Internet Standard になることを目指した仕様です。 標準化過程に乗った仕様は、大まかに次の手順を踏みます。 = IETF Proposed Standard RFC = IETF Draft Standard RFC = IETF Internet (Full) Standard RFC それぞれの段階で RFC になるまでには、 [[I-D]] 起草、 [[Last Call]]、 [[IESG]] 承認を経ます。 晴れて Full Standard になると、 RFC 番号とは別に、 [[STD]] 番号が割り振られます。 たとえば、インターネットの電子メイルなどで使われる書式 ([[RFC 822]]) は [[STD 11]] です。 ([[名無しさん]]) [3] 標準化過程 RFC についての細かい規定などは色々あります。詳しくは [[RFC 2070]] を読んでください。 標準化過程を途中まで進んでも、仕様に大きな修正が入ると差し戻されることがあります。たとえば、 RFC 822 は Full Standard ですが、 RFC 2822 は大改訂だったので Proposed Standard に戻っています。 各 RFC がどの段階にいるかの最新の情報は、 [CODE(file)[[[rfc-index.txt]]]] を見れば分かります。 RFC のすべてが標準化過程にあるわけではありません。 IETF の標準規格は標準化過程にあるものだけです。 ([[RFC 1796]] を参照。) もっとも、現実の影響力について言えば、 Proposed Standard だろうが Full Standard だろうが [[BCP]] だろうが [[Informational]] だろうが同じようなものです。 ([[名無しさん]]) [4] Proposed Standard や Draft Standard という名前からは、 Full Standard に来ていない標準化過程 RFC はまだ未確定の仕様のような印象を受けますが (実際そうですが)、 どの段階にあるかは IETF における年数によるといっても過言では無いでしょう。 [[W3C]] の [[PR]] や [[CR]] とか、 [[ISO/IEC]] の [[DIS]] とかは、近々正式仕様になることが期待される仕様案ですが、 IETF の PS や DS は、まだ最終到達地点には達していないだけで、一応は確定した仕様です。次の段階に進むまで数年かかることも珍しくありません。 ([[名無しさん]]) [5] だから PS, DS, FS は、 First Edition, Second Edition, Third Edition くらいにとらえておくほうが正しい。 ([[名無しさん]])