[23] [[HTML]] では、 [CODE(HTMLe)[[[meta]]]] 要素の [CODE(HTMLa)[[[name]]]] 属性に使う値や [CODE(HTMLe)[[[link]]]] 要素の [CODE(HTMLa)[[[rel]]]] 属性に使う[[リンク型]]の値などで可能な値をすべて規定することはせず、 自由に拡張できるようにしています。ただし、 勝手に拡張すると[[相互運用性]]の問題が起こりますから、 [DFN[[RUBYB[プロファイル][profile]]]]を [CODE(HTMLe)[[[head]]]] 要素の [CODE(HTMLa)[[[profile]]]] 属性に指定することになっています。 ここでは、このプロファイルについて扱います。単に [Q[プロファイル]]では一般的過ぎて不便なこともあるので、 仮に[DFN[HTMLメタ情報プロファイル]]とでも呼ぶことにしますが、 特に HTML に依存しているわけではありませんから、 HTML 以外の仕様で互換性のある仕組みが採用されていることもあるかもしれません。 [29] なお、 [CODE(HTMLa)[[[profile]]]] 属性の具体的な指定方法についての話題は [CODE(HTMLa)[[[profile]]]] 属性の項をご覧下さい。 その他の関係する属性等の詳細も、それぞれの項をご覧下さい。 [[#comment]] * 関係する仕様 [13] - [[HTML 4]] -- [CSECTION[Meta data profiles]] -- [CODE(HTMLe)[[[head]]]] 要素 [CODE(HTMLa)[[[profile]]]] 属性 -- [CSECTION[The [CODE(HTMLe)[META]] element]] -- [CODE(HTMLe)[[[meta]]]] 要素 [CODE(HTMLa)[[[name]]]] 属性 -- [CODE(HTMLe)[[[meta]]]] 要素 [CODE(HTMLa)[[[schema]]]] 属性 -- [CSECTION[12.3 Document relationships: the [CODE(HTMLe)[LINK]] element]] -- [CODE(HTMLa)[[[rel]]]] 属性 -- [CODE(HTMLa)[[[rev]]]] 属性 -- [CSECTION[6.12 Link types]] -- [CODE(HTMLa)[[[class]]]] 属性 -[XMDP] [CITE[XMDP: Introduction and Format Description]] [[#comment]] * 適用対象 [19] HTML 4 でプロファイルが適用される場所: - [CODE(HTMLe)[[[meta]]]] 要素 -- [CODE(HTMLa)[[[name]]]] 属性 -- [CODE(HTMLa)[[[scheme]]]] 属性 -- [CODE(HTMLa)[[[content]]]] 属性 - [CODE(HTMLe)[[[link]]]] 要素 -- [CODE(HTMLa)[[[rel]]]] 属性 -- [CODE(HTMLa)[[[rev]]]] 属性 [CODE(HTMLe)[[[a]]]] 要素の [CODE(HTMLa)[rel]], [CODE(HTMLa)[rev]] 属性にも本来適用されるべきですよね? [26] [CODE(HTMLa)[[[class]]]] にも適用しようというのが >>24 の案。 ([[名無しさん]] [WEAK[2004-03-18 01:24:13 +00:00]]) [[#comment]] * プロファイルの書式 [33] HTML 4 は、プロファイルの書式について定義していません。 それどころか、 [[XML名前空間]]における[[名前空間名]]のように、 [CODE(HTMLa)[[[profile]]]] 属性に指定した URI 参照は単なる識別子であり、 [[資源]]を[[取出す]]機能を持たないとする考え方も認められるとしています。 [WEAK[(ただし実際には URI 参照からプロファイルを定義する資源が取出せた方がいろいろと便利です。)]] プロファイル定義文書が存在する場合、一番多いのは[[自然言語]]による記述です。 多くの場合は [[HTML]] 文書で説明があります。[[メタ情報]]の語彙の定義ということで [[RDF]] で定義することも考えられますが、具体的に RDF でどう表現するのかなどの問題があり、現状ではほとんど機械処理は不可能です。 [34] [[XMDP]] [SRC[XMDP]] は、 [[HTML]] 文書で自然言語によって記述しながらも [CODE(HTMLa)[[[class]]]] 属性などによって定義の部分を機械的に取り出すことができる書式を提案しています。 [[#comment]] * 名前空間とプロファイル [42] [[リンク型]]や [CODE(HTMLe)[[[meta]]]] [CODE(HTMLa)[[[name]]]] などで、[[XML名前空間]]と似たような方法で記述できることがあります。 プロファイルの中には >>24 や >>41 のようにそのような仕様を含むものもあります。 [[#comment]] * 使用されているプロファイル [15] 次のプロファイルが定義されていることがわかっています。 - [24] [CITE[XHTML metainformation profile]] -- [[リンク型]] [CODE(HTML)[[[nofollow]]]] や [[RFC 2731]] を応用した [CODE(char)[.]] による[[修飾名]], [CODE(HTML)[[[made]]]] や [CODE(HTML)[[[meta]]]] など、 よく使われるものがいろいろ定義されています。 -- 参考: [CITE[Embedding metadata in XHTML and extracting them as RDF]] -- 参考: [CITE[ちょっとしたメモ - rel="nofollow"ほかメタデータのプロファイル]] -- 定義文書: [[英語]]/[[XMDP]] - [1] [CITE[A Meta data Profile For Using URIs As XHTML/HTML Link Types]] -- [[HTML 4]] で定義されている値に加えて、[[リンク型]] [CODE(HTML)[[[meta]]]] が使えます。 -- >>1 の [[URI]] にある [[HTML]] 文書は、 HTML4 にないリンク型 [CODE(HTML)[[[made]]]] を使っています。 -- 比較的早くから定義されていたこともあり、多くの文書で使われています。 -- 定義文書: [[英語]]/[[HTML]] - [37] [CITE[A Meta data Profile For Using URIs As XHTML/HTML Link Types]] -- >>1 の URI にある HTML 文書の [CODE(HTMLa)[profile]] 属性に指定されています。 -- 一般の URI 参照としては >>1 と等価とも考えられますが、 [[XML名前空間]]的な考え方では別物とみなすことになります。 -- 定義文書: [[英語]]/[[HTML]] - [2] [CITE[Link type profile]] -- 過去の HTML 仕様案から発掘するなどして一般的なウェブ頁で有用そうな語彙が集められています。 -- 定義文書: [[英語]]/[[RDF/XML]] --- 定義文書は [[RDF]] で記述されています。語彙は[[匿名]] ([[RDF URI参照]]無指定) で、 [[Dublin Core]] を使って説明されています。 --- [[WWWブラウザ]]では [[XSLT]] [[スタイル・シート]]によって [[HTML]] として閲覧できます。 - [10] [CITE[math.oheya.to 関連リソース profile]] -- 詳細は未定義です。 -- 鯖ごとなくなってしまいました。 >>38 はその代替のようです。 -- 定義文書: [[英語]]/[[HTML]] -[38] [CITE[An XHTML profile of satoshii.org]] -- 詳細は未定義です。 -- 定義文書: [[英語]]/[[HTML]] - [11] [CITE[HyperRDF: Using XHTML Authoring Tools with XSLT to produce RDF Schemas]] -- [[Dan Connolly]] 氏の [CODE(HTMLa)[profile]] URI 参照を [[XML名前空間]]のように使用する方法についての考察です。 -- 定義文書: [[英語]]/[[HTML]] - [22] [CITE[XHTML Profiles for http://www.w3.org/]] -- [[リンク型]] [CODE(HTML)[[[meta]]]] が定義されています。 -- で使われています。 -- 定義文書: [[英語]]/[[HTML]] -[56] -- [CITE[An RDF-in-XHTML Proposal]] -- >>39 の古い版です。 -- 定義文書: [[英語]]/[[HTML]] -[39] [CITE[GRDDL Data Views: RDF expressed in XHTML and XML]] -- [[GRDDL]] によるメタ情報の取出しのための [CODE(HTML)[[[transformation]]]] [[リンク型]]などが用意されています。 -- 参考: [CITE[Gleaning Resource Descriptions from Dialects of Languages ([[GRDDL]])]] --定義文書: [[英語]]/[[XMDP]] - [28] [CITE[Meta Data Profile]] -- [[はてなアンテナ]]の制御のための [CODE(HTMLe)[[[meta]]]] [CODE(HTMLa)[[[name]]]] [CODE(HTML)[[[hatena]]]] などが定義されています。 -- 参考: [CITE[朝顔日記 2003年11月]] -- 定義文書: [[英語]]/[[HTML]] - [35] [CITE[sample HTML profile]] -- [[XMDP]] を使用してプロファイルを定義する例として用意されています。 -- 定義文書: [[英語]]/[[XMDP]] -[36] [CITE[XFN profile]] -- [[対人関係]]を記述するための語彙である [[XFN]] 1.0 のためのプロファイルです。 -- 定義文書: [[英語]]/[[XMDP]] - [31] [CITE[XFN 1.1 profile]] -- [[対人関係]]を記述するための語彙である [[XFN]] 1.1 のためのプロファイルです。 -- 定義文書: [[英語]]/[[XMDP]] - [32] [CITE[Link Profile Description-- MAYAH.JP]] -- 妥当性検証のための[[リンク型]] [CODE(HTML)[[[validate]]]] などが定義されています。 -- 定義文書: [[日本語]]/[[HTML]] -[40] -- [[SuikaWiki]] の HTML 出力で使うことを想定したプロファイルです。 -- 編集のための[[リンク型]] [CODE(HTML)[[[edit]]]] や編集履歴のリンク型 [CODE(HTML)[[[history]]]]、[[カレンダー]]のためのリンク型 [CODE(HTML)[[[next-week]]]] などが定義されています。 -- 定義文書: [[日本語]]/[[SuikaWiki/0.9]] -[41] [CITE[Expressing Dublin Core in HTML/XHTML meta and link elements]] -- [[Dublin Core]] の語彙を使うための方法を定義した仕様ですが、 その方法を使うためのプロファイルです。 -- 定義文書: [[英語]]/[[HTML]] -[43] [CITE[HTML Meta Profile For Blogs]] -- [[リンク型]] [CODE(HTML)[[[comment]]]], [CODE(HTML)[[[permalink]]]] など、[[ウェブ日記]]でよく使われる語彙を定義しています。 -- 定義文書: [[英語]]/[[XMDP]] -[46] [CITE[HTML Meta Profile For Blogs]] -- >>43 のプロファイルの旧版です。 -- 定義文書: [[英語]]/[[XMDP]] -[44] [CITE[meta data profiles -- らいおさむのお屋敷]] -- [CODE(HTMLe)[[[meta]]]] [CODE(HTMLa)[[[name]]]] [CODE(HTML)[[[robots]]]] などや、 [[リンク型]] [CODE(HTML)[[[validator]]]] などが定義されています。 -- プロファイル文書自体やこのサイトの他の文書では、 [SAMP(HTML)[]] のように[[相対URI]] によって参照されています。 -- 定義文書: [[日本語]]/[[HTML]] -[45] -- >>44 の文書の例文で使われています。 -- 2005年2月現在、この URI 参照を使って入手できる資源はありません ([CODE(HTTP)[[[404]]]] になります)。 -[47] [CITE[Trust Meta Information for anchors v. 0.1]] -- リンク先に対する信頼度評価を[[リンク型]]として記述しようという提案です。 -- 定義文書: [[英語]]/[[HTML]] -[48] [CITE[Metadata Profile]] -- リンク型 [CODE(HTML)[[[meta]]]] などが定義されています。 -- 定義文書: [[英語]]/[[HTML]] -[49] -- [CITE[10 Questions about meta data]] で Dublin Core の語彙を使う方法として説明されています (出典不明)。 -- 2005年2月現在、この URI 参照を使って入手できる資源は実質ありません (Dublin Core のウェブ・サイトに[[再指向]]されます)。 -[50] -- [CITE[Metadata for Grandma]] で [[XHTML]] によって記述する場合に使うプロファイル URI として用意されています。 -- 2005年2月現在、この URI 参照を使って入手できる資源はありません ([CODE(HTTP)[[[404]]]] になります)。 -[51] [CITE[ZedneWeb: HTML profile for web threading]] -- [[スレッド]]における関係を記述するための[[リンク型]]として [CODE(HTML)[[[next]]]] や [CODE(HTML)[[[archive]]]] などを規定しています。 --定義文書: [[英語]]/[[HTML]] -[52] -- [[FOAF]] 風の[[メイル番地]]ハッシュ値を直接記述するための [CODE(HTMLe)[[[meta]]]] [CODE(HTMLa)[[[name]]]] が定義されています。 -- 参考: [CITE[Indicating Authorship with FOAF]] -- 2005年2月現在、この URI 参照を使って入手できる資源はありません ([CODE(HTTP)[[[404]]]] になります)。 -[53] -- [CITE[Googles PageRank(TM)-Wert im META-Element einer Webseite festlegen]] で別案として登場します (典拠不明。案だけ?)。 -- 2005年2月現在、この URI 参照を使って入手できる資源はありません ([CODE(HTTP)[[[404]]]] になります)。 -[54] -- [[HTML 4]] 仕様書の例文に登場します。 -- 参考: -- 仕様書の翻訳で [Q[profiles/core]] が翻訳されていることもあります。 -- 2005年2月現在、この URI 参照を使って入手できる資源はありません ([CODE(HTTP)[[[404]]]] になります)。 -[55] -- 検索円陣用の [CODE(HTML)[[[robots]]]] などが定義されているものと思われますが、明確な規定はありません。 -- 参考: [CITE[HTML TIPS:サーチエンジンへの通知]] --- おそらく [CODE(HTMLa)[[[profile]]]] の用例として最古の部類に入ると思われます。 --- 1998年10月24日付です。 -- 現在この URI 参照は鯖自体存在していません。 以前この URI 参照で入手できた資源は現在の にあるものと思われます。 [[#comment]] * メモ