- [1] 訳語の選定が難しいです。[CODE[[[項目]]]]が一番適当そうで、それなりに使われてもいるみたいですが、 [CODE[[[item]]]] と衝突しちゃうのが玉に瑕。 - [2] 最近の軟弱な [[JIS]] や [[JIS-TR]] は[CODE[[[エントリ]]]]と訳しています。 - [3] その他の訳例: [CODE[エントリー]], [CODE[登録]], [CODE[入力項目]] - [4] [CODE[参照]], [CODE[入力]] ([SAMP[索引入力]] = [SAMP[index entry]]) - [5] 辞書によれば元々 [CODE[entry]] は [CODE[enter]] の名詞形に当たり、[CODE[入る]]とか[CODE[加入]], [CODE[記入]], [CODE[登録]], [CODE[参加登録]], [CODE[入場権]]とか。入るという動作の行われる場所に関心が移って[SAMP[入り口]], [SAMP[玄関]], 入ったものに関心が移って[CODE[入場者]], [CODE[登録]](されたもの), [CODE[参加登録]](されたもの), (辞書の)[CODE[[[見出し語]]]]とか。 - [6] 非専門語としての[[日本語]]では[[サ変名詞]][CODE[エントリー]]は[CODE[登録]]の意味が極めて強い (それに限る?)。 - [7] 計算機関連分野で出てくるのは >>5 のうち最後の系列で、「登録されている項目」的な意味だと思われる。 - [8] [CODE[入口]] ([[Fortran]]) - [9] ''辞書の総収録語数と主見出し語の関係について'' : 辞書の [CODE[entry]] ([CODE[見出し語]], [CODE[収録語]]) に関する興味深い議事録。ちなみに [CODE[subentry]] は [CODE[下位見出し語]]か。 - [10] [CODE[[[複式簿記]]]] = [CODE[double‐entry bookkeeping]]。逐語訳じゃなくて [CODE[double‐entry]] = [CODE[複式]]だから参考にならないかも。 - [11] >>10 [CODE[三式簿記]] = [CODE[Triple-entry Bookkeeping]]。気持ちのいい訳し方だけど、流石に一般に [CODE[entry]] = [CODE[式]]は無理ありすぎだよね。 - [12] 【[[水道]]】 [CODE[組込方式]] = [CODE[point‐of‐entry]]。 - [13] [CODE[単式簿記]] = [CODE[single‐entry bookkeeping]]。 - [14] ''第2章 簿記の出現'' 参照。 - [15] >>14 によれば、歴史的には [CODE[single‐entry]]/[CODE[double‐entry]] を[CODE[略式]]/[CODE[本式]]と訳すのもあったらしい。また、より直訳的に[CODE[単記]]/[CODE[複記]]とも。 - [16] >>15 後者、つまり [CODE[entry]] = [CODE[記]]は使えそうだけど、生憎計算機・ネットワーク界では複合語ではなく単独で使われることが多いから、どうも語呂が悪い。 - [17] [CODE[基本記入]] = [CODE[main entry)]] - [18] やっぱり結局[CODE[項目]]が一番無難かな。