[823] [DFN[[RUBY[頭欄][ヘッダー・フィールド]@en[header field]]]]は、 [[RFC 822]] や派生[[プロトコル]]の[[メッセージ]]において、 [RUBY[[[頭部]]][ヘッダー]]を構成する項目です。 [[頭欄]]は[RUBYB[名前]@en[name]]と[RUBYB[本体]@en[body]]によって構成されます。 * 一覧 [824] [[頭欄の一覧]] * プロトコル間変換 ** 電子メールと MMS の変換 [825] [[インターネット・メール]]と [[MMS]] は、どちらも [[RFC 822]] をベースにした書式を使っていますので、 おおむねそのまま、無変換に近い形でやりとりできますが、[[転送プロトコル]]と関連が強い部分を中心に若干の差異もあり、 [[RFC 4356]] で対応付けが規定されています。 [826] [[RFC 4356]] 内で対応が明記されていない[[頭欄]]は、変更せずにそのまま素通しにする[['''べきです''']]。 ;; [CITE@en[RFC 4356 - Mapping Between the Multimedia Messaging Service (MMS) and Internet Mail]] * メモ - [1] ''Quick reference to Internet message headers'' でっかな表があるので注意。 - [2] 実際のところ [[822]] 世界で頭欄の相互不干渉・相互独立の原則が確立したのは [[MIME]] の時のようです。 MIME の仕様には色々なところに、 (当時の技術的背景に由来する) MIMEr の1パス思想 (一度の処理で(後戻りすることなく) すませられるようにしようというもの。) が現れていますけど、これもその一つで、頭欄を最初から順に表示していくのに、順序の関係のない 822 の頭において後のほうにあるかもしれない必要な情報を確認してから前の方の頭を表示することはよくない、と。 - [3] もちろん、今の計算機資源を考えれば >>2 のような走査は難なくこなせますのですが。 - [4] ヘッダフィールド一覧 : 紹介している頭欄の数がかなり多い。たぶん日本語圏では一番。ただし独自の情報は少ないし、あんまり詳しくない。正しくないところもある。メイル寄りでニュースは非標準扱いされてるし。 [5] [[822]] (メイル・ニュース・MIME・HTTP) の頭欄の登録手続きがやっと2004年9月に [[RFC]] ([[BCP]]) になりました。 [CITE[Registration Procedures for Message Header Fields]] [[RFC 3864]] = [[BCP 90]] [[IANAREG]] ([[名無しさん]]) [6] >>5 [[RFC 2822]] や [[RFC 1036]] からの登録はまだ RFC になってない模様です。 登録第1号は9月に RFC になった [CODE(822)[[[Solicitation]]]]。 ([[名無しさん]]) [7] >>6 10月に一気に登録きたーと思ったら、 なんかこれ: [CITE[IANA | MIME Media Types]] はリンク切れだし。 (6月付けだから放置プレイ中?) ほとんど同じ内容の [CITE[IANA | MIME Media Types]] は正しい。 (こっちは10月付け) ([[名無しさん]] [WEAK[2004-11-24 12:13:16 +00:00]]) [8] [[頭欄]]の仕様作成のための[[Bruce Lilly]]の指針[CITE@en[Implementer-Friendly Specification of Message and MIME-Part Header Fields and Field Components]]がやっと[[RFC 4249]]になりました。 今後の新しい[[頭欄]]の仕様書の品質がよくなるといいんですけどね。。。 ([[名無しさん]] [WEAK[2006-01-25 12:58:24 +00:00]])