[1] [[数]]の表記において、最上位に1桁以上、冗長な「[CODE[[[0]]]]」の表記を含める時、これを[DFN[[RUBYB[先導 0]@en[leading zero]]]]といいます。 * 例 [EG[ [2] [PRE[ 0000120.15600 ]PRE] ... は、 [CODE[120.15600]] と同じ[[数]]を表す別の表記です。先頭の [CODE[0000]] は冗長なので、[[先導0]]に当たります。 ]EG] [EG[ [5] [PRE[ -0000510 ]PRE] ... では、[[負符号]]に続く4つの [CODE[0]] が冗長であり、[[先導0]]です。 ]EG] [EG[ [3] [PRE[ 0 ]PRE] ... は、 [CODE[0]] という[[数字]]からはじまることには違いありませんが、 これを除去すると[[空文字列]]になってしまうため、[[先導0]]ではありません。 ]EG] [EG[ [4] [PRE[ 000.0012 ]PRE] ... では、最初の [CODE[00]] は冗長なので[[先導0]]ですが、それ以後の3つの [CODE[0]] は除去できないので、[[先導0]]ではありません。[[絶対値]]が [[1]] に満たない[[数]]において[[小数点]]より前の [CODE[[[0]]]] を表記しないことがあり、 この場合最初の [CODE[000]] が[[先導0]]と解することも可能です。 ;; 従って、[[小数]]を扱う場合、[[先導0]]の定義は自明ではありません。 ]EG] * メモ [6] [[数]]の表記は、多くの場合[[先導0]]を明示的あるいは暗示的に認めています。しかし表記の一意性が重要な場面では、 [[先導0]]を禁止していることもあります。