#?SuikaWiki/0.9 [1] 【[[XMLSchema]]】 [DFN[facet]] は、[[値空間]]の単一定義側面 (single defining aspect) です。 一般的に言って、各 facet は値空間を独立の軸 (次元) において特徴付けます。 [[データ型]]の facet は、そのデータ型と他のデータ型のその側面における違いを与えます。 仕様書中のデータ型は、単に自然言語による記述で定義されているのではなく、 データ型の値空間及び[[特性]]を共に決定する facet 値を''集めたもの''として定義しています。 Facet には基本 (fundemental) facet と非基本 facet = 制約 (constraining) facet の2種類があります。 後者はデータ型で認められる値を制約します。 - [2] XML Schema 仕様書で定義された facet は、 [CODE(URI)[http://www.w3.org/2001/XMLSchema#[VAR[facet 名]]]] で識別できます。 - [3] また、[[組込みデータ型]]における facet の使用を識別することも出来ます。例: [SAMP(URI)[http://www.w3.org/2001/XMLSchema#int.maxInclusive]] ([[データ型]] [CODE(SchemaType)[[[int]]]] での facet [CODE(SchemaFacet)[[[maxInclusive]]]]) - [4] 誤解を恐れずに簡単にまとめてしまえば、[RUBYB[面相] [facet]]とは、データ型 (という class) の[RUBY[特性] [property]]のことでしょうか。基礎面相は主として意味的な特徴付けを行い、非基礎面相 = 制約面相は値空間 (・[[字句空間]]) に意味的な制約を課す。そんなところ?